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あなたの目に合うコンタクトレンズを選ぶための基礎知識
レンズのタイプ(1日使い・月使いなど)
コンタクトレンズには、使い捨ての頻度によってさまざまなタイプがあります。最もポピュラーなのが「1日使い捨て(ワンデー)」で、1日ごとに新しいレンズに交換します。毎回清潔なレンズを使えるため、衛生面で安心ですし、ケア用品も不要なので手間がかかりません。忙しい方や初心者には特におすすめです。
一方、「2週間使い捨て」や「1ヶ月使い捨て」タイプは、決められた期間内であれば毎日洗浄して繰り返し使えるタイプです。ワンデーよりもコストが抑えられるため、長期的には経済的ですが、毎日のケアが欠かせません。正しい洗浄をしないと、目のトラブルにつながることもあるので注意が必要です。
ハードレンズ(長期使用タイプ)も選択肢の一つですが、装用感に慣れるまで時間がかかることがあります。ただし視力矯正効果が高く、長く使えるというメリットもあります。コンタクトレンズは生活スタイルや性格によって合うタイプが異なるので、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

材料と酸素透過性の重要性
コンタクトレンズの素材は目の健康に大きく関わってきます。最近のソフトレンズは「シリコーンハイドロゲル」という素材が主流になっており、これは従来の素材よりも酸素をよく通します。酸素透過性が高いほど、角膜に必要な酸素がしっかり届きやすく、目が酸欠状態になるのを防いでくれます。
目の表面(角膜)は血管がないため、直接空気から酸素を取り入れています。レンズが酸素を通さないと、角膜がダメージを受けたり、充血や角膜浮腫といった症状が出てしまいます。これを防ぐためにも、できるだけ酸素透過性の高いレンズを選ぶのが望ましいです。
また、素材によって「乾きにくさ」や「つけ心地」も変わってきます。例えば、含水率の高いレンズはうるおい感があり装用感は良いですが、乾きやすいというデメリットもあります。一方、含水率が低めでも、表面加工で乾きにくくなっているものもあるため、口コミや製品説明をよく確認しましょう。
目が乾きやすい人や長時間装用する人は、酸素透過性の高い素材+乾燥しにくい加工がされたレンズを選ぶと快適に使えます。

自分の生活スタイルに合ったレンズ選び
コンタクトレンズは、目の状態だけでなく、生活スタイルにも合わせて選ぶことが大切です。たとえば、スポーツやアウトドアが多い人には、ズレにくくて取り替えやすい1日使い捨てレンズが向いています。汗やホコリが気になる場面でも、使い終わったらすぐに捨てられるので衛生的です。
一方、パソコン作業が多い人やデスクワーク中心の方は、長時間の装用が前提になるため、酸素透過性が高く、乾きにくいレンズを選ぶのがおすすめです。ブルーライトカット機能がついているレンズもあるので、目の疲れを軽減したい方にはそういった製品が向いています。
通勤時間が長かったり、メイクをする機会が多い方は、汚れがつきにくいレンズや、装用感が軽いタイプを選ぶと快適です。また、外泊が多い方には、ケア用品の手間が少ない1日使い捨てレンズが便利です。
「どのレンズが一番いいの?」と聞かれることがありますが、大切なのは自分のライフスタイルとの相性です。眼科でのアドバイスも参考にしながら、自分に合ったものを見つけましょう。

乱視・老眼対応レンズの違い
コンタクトレンズには、近視や遠視だけでなく、乱視や老眼に対応したタイプもあります。乱視用のレンズは「トーリックレンズ」と呼ばれ、レンズの上下に厚みの違いを持たせることで、ズレにくく視界を安定させています。乱視がある人が普通のレンズを使うと、物が二重に見えたり、ぼやけたりすることがあるので、自分に乱視があるかどうかを事前に眼科で確認しておきましょう。
一方、老眼用のコンタクトは「遠近両用レンズ(マルチフォーカルレンズ)」と呼ばれます。中心部に近いものを見る度数、外側に遠くを見る度数が配置されており、1枚のレンズで遠近両方の視力をカバーします。老眼鏡に抵抗がある人や、自然な見た目を保ちたい人にはこのタイプが人気です。
ただし、両方の度数をレンズ内に組み込むため、慣れるまでに時間がかかることもあります。最初は見え方に違和感を覚えることもありますが、数日使えば慣れてくる人がほとんどです。
乱視や老眼は年齢とともに増えていくため、自分の視力変化をしっかり確認して、合ったレンズを選ぶことが大切です。

カラコン・度なしレンズのリスク
おしゃれ目的で使うカラコン(カラーコンタクト)や度なしレンズは、若い世代を中心に人気があります。瞳の印象を変えることができ、ファッションの一部として使われることも多いですが、実はリスクもあることを知っておくべきです。
まず、カラコンの中には医療機器としての認可を受けていない製品もあります。特に海外製の安価なものや、通販サイトで簡単に買えてしまう製品には注意が必要です。着色部分が不適切な位置にあると、視界に影響を与えたり、レンズの品質が悪く目に傷をつける可能性もあります。
また、度なしでもサイズや素材が合っていないと目に負担がかかります。日本国内では、カラコンも「高度管理医療機器」として扱われており、本来は眼科での診察と処方を受けた上で使用すべきものです。
さらに、カラコンは酸素透過性が低いものが多く、長時間使うと目が酸欠になりやすいというリスクもあります。目が赤くなったり、痛みやかゆみを感じた場合は、すぐに使用を中止して眼科を受診しましょう。
おしゃれも大切ですが、目の健康はもっと大切です。安全な製品を正しく使うことが、長く美しい瞳を保つための第一歩です。
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