
【老眼でも快適に見えるコンタクトレンズ!】
近くを見ると目が疲れる40代から始める
はじめての『遠近両用コンタクトレンズ』完全ガイド
|初心者・切り替えユーザー向け徹底解説♪
「最近、スマートフォンの文字が読みにくい」「メニューや書類を少し離さないとピントが合わない」と感じることはありませんか?
40代になると、多くの人が老眼の始まりを自覚するようになります。しかし、「まだ老眼鏡は使いたくない」「コンタクトレンズを使ったことがない」「今使っているコンタクトレンズでは近くが見えづらくなってきた」と悩む方も少なくありません。
そんな方に選ばれているのが遠近両用コンタクトレンズです。
遠近両用コンタクトレンズは、遠くと近くの両方にピントを合わせやすくするコンタクトレンズで、仕事や趣味、日常生活をより快適に過ごせるようサポートします。
一方で、「本当に見えるの?」「慣れるまで大変?」「初めてでも使える?」といった疑問や不安を感じる方も多いでしょう。
この記事では、
- 遠近両用コンタクトレンズの仕組み
- メリット・デメリット
- 40代で初めてコンタクトレンズを使う方へのアドバイス
- 遠用コンタクトレンズから切り替えるポイント
- 自分に合った選び方
などを、眼科で説明を受けるようなイメージで、わかりやすく解説します。
「老眼だから仕方ない」とあきらめる前に、自分に合った見え方を見つけるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。

- 老眼とは?40代から見え方が変わる理由
- 老眼とは?40代から見え方が変わる理由
- 遠近両用コンタクトレンズとは?
- 遠近両用コンタクトレンズの種類
- ワンデー・2週間・1か月タイプの違い
- 乱視用遠近両用コンタクトレンズについて
- 遠近両用コンタクトレンズのメリット
- 遠近両用コンタクトレンズのデメリット
- 遠近両用コンタクトレンズのデメリット
- 40代で初めてコンタクトレンズを使う方へ
- 40代で初めてコンタクトレンズを使う方へ
- 初めてでも遠近両用コンタクトレンズに慣れるコツ
- 初心者が失敗しないための5つのポイント
- コラム|40代で初めてコンタクトレンズを作る方からよくある質問
- 眼科で遠近両用コンタクトレンズを処方してもらうには
- 遠く用コンタクトレンズから遠近両用コンタクトレンズへの切り替え✅
- 遠近両用コンタクトレンズの主なメーカーと特徴
- 遠近両用コンタクトレンズと遠近両用メガネはどちらがおすすめ?✅
- 遠近両用コンタクトレンズの費用・価格の目安
- コラム|価格だけで選ばないことが大切
- 症例・体験イメージ(匿名・一般化したケース)
- 遠近両用コンタクトレンズの実際によくあるご相談
- 遠近両用コンタクトレンズが合わないと感じるときは
- ライフスタイル別おすすめの選び方
- 老眼セルフチェック
- 40代・50代・60代で変わる老眼の進行と遠近両用コンタクトレンズの選び方
- 50代|日常生活で不便を感じやすくなる時期
- 60代|老眼だけでなく目の健康にも注意が必要な時期
- 年代別のポイントまとめ
- 遠近両用コンタクトレンズが「合わない」と感じる原因と対処法
- 遠近両用コンタクトレンズとモノビジョンの違い
- ライフスタイル別|遠近両用コンタクトレンズの選び方
- デスクワーク・パソコン作業が多い方
- 営業職・接客業の方
- 車の運転をする機会が多い方
- スポーツやアウトドアを楽しむ方
- ゴルフを楽しむ方
- 子育て中の方
- 旅行やレジャーを楽しみたい方
- 趣味が読書・手芸・模型製作など細かい作業の方
- ライフスタイルに合わせたレンズ選びが快適な毎日につながる
- このような症状があれば、一度眼科へ相談してみましょう
- 老眼セルフチェック|当てはまる項目はありますか?
- 遠近両用コンタクトレンズの始め方は?眼科受診から装用開始までの流れ
- 初めて遠近両用コンタクトレンズを作る方からよくある質問
- 遠近両用コンタクトレンズとメガネはどう使い分ける?ライフスタイルに合わせた選び方
- コンタクトレンズとメガネの特徴を比較
- 仕事中は遠近両用コンタクトレンズが活躍することも
- コンタクトレンズ用語集|眼科でよく聞く言葉をわかりやすく解説
- 加入度数(ADD)が気になる方へ|40代・50代・60代で変わる老眼の進行
- フィッティングが大切な理由|快適な装用には見え方だけでなく「目との相性」も重要です
- ドライアイが気になる方へ「合わない」と感じる原因は乾燥かもしれません
- シリコーンハイドロゲルとは?素材選びとワンデー・2weekの違い
- よくある質問(FAQ)
- Q1. 遠近両用コンタクトレンズは何歳から使う人が多いですか?
- Q2. 初めてコンタクトレンズを使う40代でも遠近両用コンタクトレンズは使えますか?
- Q3. 遠近両用コンタクトレンズに慣れるまでどれくらいかかりますか?
- Q4. 遠近両用コンタクトレンズだけで老眼鏡は不要になりますか?
- Q5. 遠近両用コンタクトレンズは運転にも使えますか?
- Q6. 遠近両用コンタクトレンズは乱視があっても使えますか?
- Q7. ドライアイでも使用できますか?
- Q8. 遠近両用コンタクトレンズはネットで購入しても大丈夫ですか?
- Q9. 遠近両用コンタクトレンズは保険適用になりますか?
- Q10. 毎日使わなくても大丈夫ですか?
- Q11. 遠近両用コンタクトレンズはどれくらいの期間使えますか?
- Q12. 遠近両用コンタクトレンズは白内障や緑内障でも使えますか?
- Q13. パソコン作業が多い仕事でも使えますか?
- Q14. 遠近両用コンタクトレンズはスポーツでも使えますか?
- Q15. 老眼が進んだら買い替えが必要ですか?
- Q16. 遠近両用コンタクトレンズは誰でも使えますか?
- Q17. 遠近両用コンタクトレンズは高いですか?
- Q18. 遠近両用コンタクトレンズと遠近両用メガネはどちらがおすすめですか?
- Q19. 定期検査はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
- Q20. 遠近両用コンタクトレンズを選ぶときに一番大切なことは何ですか?
- 遠近両用コンタクトレンズについて、もっと詳しく知りたい方へ
老眼とは?40代から見え方が変わる理由
老眼とはどのような症状なのか
老眼とは、年齢を重ねることで目のピントを合わせる力(調節力)が低下し、近くのものが見えにくくなる状態を指します。医学的には「老視(ろうし)」とも呼ばれ、病気ではなく、誰にでも起こる加齢による変化です。
私たちの目は、近くを見るときに水晶体というレンズの厚みを変えることでピントを調節しています。若い頃は水晶体が柔らかく、近くの文字やスマートフォンの画面にもすぐにピントを合わせることができます。
しかし、年齢とともに水晶体は少しずつ硬くなり、厚みを変えにくくなります。その結果、近くを見ようとしても十分にピントが合わず、「文字がぼやける」「腕を伸ばすと見えやすい」といった症状が現れます。
老眼は徐々に進行するため、初期の段階では「疲れているだけかな」「照明が暗いせいかな」と思い込み、気づかないことも少なくありません。
例えば、次のような経験が増えてきたら、老眼が始まっている可能性があります。
- スマートフォンを少し離すと見やすい
- 新聞や本の文字が読みにくい
- 細かい作業をすると目が疲れやすい
- 近くから遠くへ視線を移したときにピントが合うまで時間がかかる
- 夕方になると近くが見えづらくなる
こうした変化は自然な加齢現象ですが、放置すると日常生活で不便を感じる場面が増えてしまいます。早めに眼科で相談し、自分に合った見え方を選ぶことが大切です。
40代で老眼が始まりやすい理由
老眼は個人差がありますが、多くの方が40代前半から後半にかけて症状を自覚し始めます。
その理由は、水晶体だけでなく、水晶体を支える毛様体筋(もうようたいきん)の働きも年齢とともに変化するためです。若い頃は近くを見るたびにスムーズにピントを合わせられていた目も、40代になると調節力が低下し始めます。
デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い現代では、「目が疲れているだけ」と感じて老眼に気づくのが遅れるケースもあります。しかし、目の酷使が老眼そのものを引き起こすわけではなく、加齢による変化が主な原因です。
また、近視の方は「遠くは見えにくいけれど、近くは裸眼のほうが見やすい」と感じることがあります。一方で、コンタクトレンズやメガネで遠くがよく見える状態に矯正していると、近くの見えづらさを自覚しやすくなります。
40代は仕事でもプライベートでもパソコンやスマートフォンを見る時間が長くなりがちな年代です。そのため、「今まで問題なかったのに急に見えづらくなった」と感じる方も珍しくありません。
老眼は一度始まると、一般的には50代、60代にかけて徐々に進行します。そのため、違和感を覚えた段階で眼科を受診し、自分に合った矯正方法を検討することが、快適な見え方を維持する第一歩です。

老眼とは?40代から見え方が変わる理由
老眼と近視・遠視・乱視との違い
「近視だから老眼にはならない」「遠視の人だけが老眼になる」と思っている方は少なくありません。しかし、老眼と近視・遠視・乱視はまったく異なるものです。それぞれ原因や見え方が違うため、正しく理解しておくことが、自分に合ったコンタクトレンズを選ぶ第一歩になります。
まず、近視は遠くが見えにくく、近くは比較的見えやすい状態です。眼球の長さや角膜の形状などが影響し、光の焦点が網膜より手前で合うために起こります。近視の方でも40代以降になると老眼は始まりますが、コンタクトレンズやメガネを外すと近くが見えやすく感じることがあるため、老眼に気付きにくい場合があります。
一方、遠視は近くを見るときに強くピントを合わせる必要があるため、若いうちは気付きにくいことがあります。しかし40代以降になると調節力が低下し、近くが急に見えづらくなるだけでなく、遠くまで見えにくいと感じることもあります。そのため、遠視の方は比較的早い段階で老眼を自覚するケースがあります。
乱視は角膜や水晶体の形が均一ではなく、光が一点に集まらない状態です。そのため、遠くも近くもぼやけて見えたり、二重に見えたりします。乱視そのものが老眼の原因ではありませんが、老眼が加わることで近くの文字がさらに見えづらく感じることがあります。
そして老眼は、近視や遠視、乱視とは異なり、水晶体の柔軟性が低下することで近くにピントを合わせる力が弱くなる加齢現象です。つまり、「視力が悪くなる病気」ではなく、「ピント調節機能が衰えること」が原因です。
以下の表を見ると、それぞれの違いがわかりやすくなります。
| 種類 | 主な原因 | 見えにくい距離 | 主な矯正方法 |
|---|---|---|---|
| 近視 | 光が網膜の手前で合う | 遠く | メガネ・コンタクト |
| 遠視 | 光が網膜の後ろで合う | 主に近く | メガネ・コンタクト |
| 乱視 | 光が一点に集まらない | 遠く・近く | 乱視用レンズ |
| 老眼 | 調節力の低下 | 近く | 遠近両用メガネ・遠近両用コンタクト |
「近視だから老眼対策は不要」と思っていると、仕事や日常生活で不便を感じる場面が増えてしまいます。近くが見えづらくなったと感じたら、眼科で相談し、自分の目の状態に合った矯正方法を検討しましょう。
老眼は誰にでも起こる自然な変化
老眼は、特別な人だけに起こる症状ではありません。健康な目であっても、年齢を重ねれば誰にでも起こる自然な変化です。そのため、「視力が良かったから大丈夫」「目が丈夫だから関係ない」と考える必要はありません。
20代や30代では、水晶体は柔らかく、毛様体筋も十分に働くため、近くと遠くをスムーズに見分けられます。しかし40代になると少しずつ調節力が低下し始め、50代ではさらにその変化を実感しやすくなります。これは目だけでなく、髪が白くなったり、筋力が落ちたりすることと同じように、加齢に伴う生理的な変化です。
一方で、「老眼=すぐに老眼鏡が必要」というわけではありません。最近ではライフスタイルに合わせて、遠近両用コンタクトレンズや遠近両用メガネ、中近両用メガネなど、さまざまな選択肢があります。
特に40代では、「運転は問題ないけれどスマートフォンだけ見えにくい」「仕事でパソコンを見る時間が長い」といったケースが多く見られます。この段階で適切な矯正を行うことで、目の疲れや肩こり、頭痛などの軽減につながることもあります。
また、老眼は進行速度に個人差があります。生活習慣によって完全に防ぐことはできませんが、定期的な眼科受診や適切な矯正を行うことで、快適な見え方を維持しやすくなります。
「まだ40代だから大丈夫」と我慢するよりも、「今の自分に合った見え方を選ぶ」という考え方が大切です。早めに対策を始めることで、仕事や趣味、日常生活をより快適に楽しめるでしょう。
老眼セルフチェック
「もしかして老眼かもしれない」と感じていても、実際には目の疲れやドライアイなどが原因の場合もあります。まずは、現在の見え方をセルフチェックしてみましょう。
以下の項目に当てはまるものが多いほど、老眼が始まっている可能性があります。
老眼セルフチェックリスト
□ スマートフォンの文字を読むとき、少し離すと見やすい
□ レストランのメニューが見えづらいことがある
□ 新聞や本を読むと目が疲れる
□ パソコン作業を長時間すると肩や首が疲れる
□ 細かい文字を読むとぼやける
□ 遠くから近くへ視線を移すとピントが合うまで時間がかかる
□ 夕方や夜になると近くが見えづらくなる
□ 明るい場所では見えるのに、暗い場所では文字が読みづらい
□ 以前より読書をする時間が短くなった
□ コンタクトレンズを付けると近くが見えにくい
3〜4項目程度当てはまる場合は、老眼の初期症状である可能性があります。5項目以上当てはまる場合は、一度眼科で検査を受けることをおすすめします。
ただし、近くが見えづらい原因は老眼だけではありません。ドライアイや白内障、緑内障などの目の病気が隠れていることもあるため、自己判断だけで済ませるのは避けましょう。
特に40代は、老眼だけでなく目の健康状態を確認する良いタイミングでもあります。眼科では視力だけでなく、角膜や眼底の状態も含めて総合的に検査を受けられるため、安心して遠近両用コンタクトレンズを始めることにもつながります。
「見えにくいのは年齢だから仕方ない」と我慢するのではなく、現在の目の状態を正しく知ることが、快適な見え方への第一歩です。

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遠近両用コンタクトレンズのメリット
老眼鏡の掛け外しをする手間が減る
遠近両用コンタクトレンズの最大のメリットは、老眼鏡を何度も掛けたり外したりする手間を減らせることです。
40代になると、「運転中はよく見えるのに、スマートフォンを見ると文字がぼやける」「レストランでメニューを見るたびに老眼鏡を取り出している」といった経験をする方が増えてきます。
特に仕事中は、
- パソコンを見る
- 会議資料を確認する
- 相手の表情を見る
- スマートフォンでメールを確認する
というように、近くと遠くを頻繁に見比べる場面が少なくありません。
単焦点コンタクトレンズでは、そのたびに老眼鏡を掛ける必要がある場合があります。一日に何度も繰り返すと、それだけでも大きなストレスになります。
遠近両用コンタクトレンズは、こうした日常の動作をよりスムーズにしてくれる可能性があります。近くを見るたびに老眼鏡を探したり、首に掛けたり、バッグから取り出したりする回数が減るため、仕事や家事、外出時の負担を軽減しやすくなります。
例えば、スーパーで買い物をするときも、
- 商品棚を見る
- 値札を見る
- スマートフォンでレシピを確認する
- レジで支払いをする
といったように、視線を遠くから近くへ何度も移動させます。
遠近両用コンタクトレンズを装用していると、こうした動作がより自然に行えるため、「老眼を意識する時間が減った」と感じる方もいます。
また、旅行や外出先では荷物を少なくしたいという方にもメリットがあります。老眼鏡を持ち歩く必要性が減れば、紛失や置き忘れの心配も少なくなります。
ただし、見え方には個人差があるため、細かい文字を長時間読む作業や精密な手作業では、必要に応じて老眼鏡を併用した方が快適な場合もあります。遠近両用コンタクトレンズは「すべてを完璧に見せる」ものではなく、日常生活全体を快適にするための選択肢と考えるとよいでしょう。

スポーツや仕事でも快適に過ごしやすい
遠近両用コンタクトレンズは、仕事だけでなくスポーツや趣味など、アクティブなシーンでも活躍します。
メガネの場合、運動中にずれたり曇ったりすることがあります。また、老眼鏡を使用している方は、遠くを見るたびに掛け替えが必要になることもあります。
一方、遠近両用コンタクトレンズであれば、視界を妨げるフレームがないため、周囲を見渡しやすく、自然な視野を確保しやすいという特徴があります。
例えば、ゴルフでは遠くのボールを確認した後にスコアカードへ記入したり、テニスでは相手の動きを見ながら手元でラケットを調整したりと、遠くと近くを行き来する場面が多くあります。
仕事でも同様です。
営業職では、
- 車を運転する
- 顧客と資料を見る
- タブレットを操作する
というように、視線を切り替える機会が多くあります。
また、医療・介護・美容・接客業などでは、お客様や患者さんの顔を見ながらカルテや伝票を確認する場面も少なくありません。
こうした環境では、遠近両用コンタクトレンズによって視線移動がスムーズになることで、日常のストレス軽減につながる場合があります。
ただし、スポーツの種類や仕事内容によって求められる見え方は異なります。特に夜間運転や細かい作業を行う職業では、眼科医と相談しながらレンズの種類や度数を調整することが重要です。
自然な見た目を維持できる
「老眼鏡を掛けることに抵抗がある」「できるだけ今までと同じ見た目で過ごしたい」と考える40代の方は少なくありません。
遠近両用コンタクトレンズは、見た目を大きく変えることなく老眼対策ができる点も大きな魅力です。
近年では、年齢を問わず若々しい印象を保ちたいというニーズが高まっています。仕事やプライベートで人と接する機会が多い方にとって、老眼鏡を掛けたり外したりすることが気になるケースもあるでしょう。
コンタクトレンズであれば、これまでと同じような印象を保ちながら、近くの見えづらさをサポートできます。
また、マスクを着用する場面では、メガネが曇ることがあります。コンタクトレンズならその心配がなく、快適に過ごしやすい点もメリットです。
さらに、ファッションを楽しみたい方にとっても、メガネのデザインに左右されず、自分らしいスタイルを維持しやすいという利点があります。
もちろん、老眼鏡にもおしゃれなデザインは増えていますが、「必要なときだけ掛ける」のではなく、「普段から自然な見え方で生活したい」という方には、遠近両用コンタクトレンズが選択肢の一つになります。
外出先でもストレスが少ない
外出先では、自宅以上に「近くが見えづらい」と感じる場面が多くあります。
例えば、
- レストランのメニューを見る
- 電車の時刻表を確認する
- スマートフォンで地図を開く
- キャッシュレス決済を操作する
- 薬の説明書を読む
など、近くを見る機会は意外と多いものです。
そのたびに老眼鏡を取り出すのは、面倒に感じる方も少なくありません。
遠近両用コンタクトレンズを使用すると、こうした日常の動作がよりスムーズになり、外出先でのストレス軽減につながる可能性があります。
また、旅行では荷物を減らしたいという方にもメリットがあります。老眼鏡のケースを持ち歩く必要が減ることで、バッグの中もすっきりし、紛失のリスクも抑えられます。
ただし、美術館で細かな説明文を読む場合や、暗いレストランで小さな文字を見る場合など、状況によっては老眼鏡を併用した方が快適なこともあります。必要に応じて使い分けることで、より快適な見え方を実現しやすくなります。
メガネとの使い分けもしやすい
遠近両用コンタクトレンズを使い始めると、「もうメガネは必要ない」と思われる方もいますが、実際にはコンタクトレンズとメガネを上手に使い分けることが快適な見え方につながります。
例えば、
- 日中の仕事や外出は遠近両用コンタクトレンズ
- 自宅では遠近両用メガネ
- 長時間の読書では老眼鏡を併用
というように、生活スタイルに合わせて組み合わせる方は少なくありません。
また、目の疲れを感じる日や体調が優れない日は、無理にコンタクトレンズを装用せず、メガネで過ごすことも目の健康を守るためには大切です。
遠近両用コンタクトレンズは、あくまでも「快適な見え方をサポートするための選択肢」の一つです。メガネを完全になくすことを目標にするのではなく、シーンに応じて使い分けることで、目への負担を軽減しながら長く快適に使用できるでしょう。
まとめ
遠近両用コンタクトレンズには、老眼鏡の掛け外しの手間を減らし、仕事やスポーツ、外出などさまざまな場面で快適な見え方をサポートするメリットがあります。一方で、ライフスタイルや目の状態によって適した見え方は異なるため、眼科で相談しながら自分に合ったレンズを選ぶことが大切です。

遠近両用コンタクトレンズのデメリット
慣れるまで時間がかかることがある
遠近両用コンタクトレンズは、多くの方が快適に使用できる一方で、装用したその日から誰でも違和感なく使えるとは限りません。 初めて装用する方や、これまで遠用の単焦点コンタクトレンズを使用していた方の中には、「思っていたより見え方が違う」と感じるケースがあります。
その理由は、遠近両用コンタクトレンズが遠く・中間・近くの複数の度数を1枚のレンズに組み込んでいるためです。目に入る光の情報を脳が選択して見え方を調整する仕組みのため、最初のうちは脳が新しい見え方に慣れる時間が必要になります。
例えば、装用直後には次のような感覚を覚えることがあります。
- 遠くが少しぼやけて感じる
- 手元が以前よりシャープに見えない
- 階段の段差が少し気になる
- パソコン画面の文字が見えにくい
- 視線を移したときに違和感がある
こうした症状は、多くの場合、脳が新しい見え方に順応する過程で起こるものです。個人差はありますが、数日から2週間程度で慣れる方が多く、中には1か月ほどかけて徐々に違和感が軽減する方もいます。
特に40代で初めてコンタクトレンズを装用する方は、「コンタクトレンズそのものの装用感」と「遠近両用特有の見え方」の両方に慣れる必要があります。そのため、焦らず少しずつ装用時間を延ばしていくことが大切です。
一方、これまで遠用の単焦点コンタクトレンズを使用していた方は、コンタクトレンズ自体には慣れているため装用感への違和感は少ないものの、「遠くの見え方が以前より少し変わった」と感じることがあります。これは近くを見るための度数が加わることによる自然な変化であり、ライフスタイルに合わせて度数やレンズデザインを調整することで改善できる場合があります。
もし違和感が強く続く場合は、「自分には合わない」と自己判断するのではなく、眼科で相談することが大切です。遠近両用コンタクトレンズはメーカーごとに設計が異なるため、レンズを変更したり度数を見直したりすることで、より快適な見え方になることも少なくありません。
夜間や暗い場所では見えにくく感じることがある
遠近両用コンタクトレンズを使用している方の中には、「昼間は快適だけれど、夜になると見え方が少し変わる」と感じる方もいます。
これは故障や不良品ではなく、目の仕組みと遠近両用コンタクトレンズの特性によるものです。
暗い場所では瞳孔が大きく開きます。すると、レンズのさまざまな度数部分を通る光の割合が変化するため、人によってはコントラストが低下したり、光がにじんで見えたりすることがあります。
例えば、
- 夜間の運転
- 雨の日の運転
- 夕方以降の買い物
- 映画館
- 夜景を見るとき
などで、「昼間より見えにくい」と感じることがあります。
特に対向車のヘッドライトや街灯などの強い光では、光の周囲に輪がかかったように見える「ハロー」や、光がにじんで見える「グレア」を自覚する方もいます。
ただし、すべての方に起こるわけではなく、瞳孔の大きさやレンズの設計、度数などによって感じ方には個人差があります。また、最近の遠近両用コンタクトレンズは光学設計が進化しており、以前よりも夜間の見え方に配慮した製品も増えています。
夜間に運転する機会が多い方は、眼科でそのことを事前に伝えることが大切です。仕事で長距離運転をする方や、夜間の運転が日常的な方は、遠方の見え方を重視したレンズ設計を選ぶことで快適に使用できる場合があります。
また、「昼間はコンタクトレンズ、夜間はメガネ」というように、状況に応じて使い分けることも一つの方法です。見え方に不安を感じたまま無理に使用を続けるのではなく、ライフスタイルに合わせて最適な方法を選びましょう。
ドライアイとの関係
40代になると、目の乾きを感じやすくなる方が増えてきます。そのため、「ドライアイだけど遠近両用コンタクトレンズは使えるの?」という質問を受けることも少なくありません。
ドライアイとは、涙の量や質のバランスが崩れ、目の表面が乾燥しやすくなる状態です。加齢のほか、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用、エアコンの効いた室内環境なども影響します。
コンタクトレンズは涙の上に装用するため、目が乾燥すると装用感が悪くなったり、見え方が不安定になったりすることがあります。遠近両用コンタクトレンズも例外ではありません。
例えば、
- 夕方になるとレンズがゴロゴロする
- 目が疲れやすい
- まばたきをすると一時的に見えやすくなる
- レンズが張り付くような感覚がある
といった症状がある場合は、ドライアイが影響している可能性があります。
しかし、ドライアイがあるからといって、必ずしも遠近両用コンタクトレンズを使用できないわけではありません。
最近では、水分保持力を高めた素材や酸素透過性に優れたシリコーンハイドロゲル素材など、乾燥に配慮した製品も多く登場しています。また、眼科でドライアイの治療を受けながらコンタクトレンズを使用することで、快適に装用できるケースもあります。
目の乾きを感じる場合は、市販の目薬を自己判断で使用するのではなく、コンタクトレンズ装用中でも使用できる点眼薬かどうかを確認し、必要に応じて眼科へ相談することが大切です。

遠近両用コンタクトレンズのデメリット
人によっては見え方に限界がある
遠近両用コンタクトレンズは、老眼による見えづらさをサポートする便利な選択肢ですが、「どんな距離でも完璧に見える魔法のレンズ」ではありません。これは購入前にぜひ知っておきたいポイントです。
遠近両用コンタクトレンズは、遠く・中間・近くの見え方のバランスを重視して設計されています。そのため、遠くだけを最優先にした単焦点コンタクトレンズや、読書用に特化した老眼鏡と比べると、特定の距離で見え方が物足りなく感じることがあります。
例えば、次のような場面では補助が必要になることがあります。
- 細かい文字がびっしり書かれた契約書を長時間読む
- 手芸や模型づくりなど、精密な作業をする
- 暗い場所で小さな文字を確認する
- パソコンを8時間以上続けて使用する
- 夜間に細かな文字を確認しながら運転する
このような作業では、必要に応じて老眼鏡を併用したほうが快適な場合があります。
また、老眼の進行度によっても見え方は異なります。40代前半の初期老眼であれば遠近両用コンタクトレンズだけで十分満足できる方も多い一方、50代後半以降で近方加入度数が高くなると、手元の細かな作業では補助用メガネが必要になるケースもあります。
さらに、目の状態によっても適応は変わります。ドライアイが強い方、乱視が強い方、白内障など他の目の病気がある方では、期待した見え方が得られないこともあります。
大切なのは、「100点満点の見え方」を求めるのではなく、「日常生活全体をより快適にする」という考え方です。眼科では、患者さんの生活スタイルを確認しながら、どの距離を優先するかを一緒に考えてレンズを選びます。
例えば、
- 車の運転が多い方
- パソコン作業が中心の方
- 読書が趣味の方
- スポーツを楽しみたい方
では、優先すべき見え方が異なります。
「自分にとって快適な見え方とは何か」を眼科で相談することが、満足度の高い遠近両用コンタクトレンズ選びにつながります。
定期検査が重要な理由
遠近両用コンタクトレンズを快適に使い続けるためには、購入後の定期検査が欠かせません。
「見えているから問題ない」「痛みがないから受診しなくても大丈夫」と思われる方もいますが、コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、目の健康状態を定期的に確認することが大切です。
特に40代以降は、老眼だけでなく、加齢に伴うさまざまな目の変化が起こり始めます。
例えば、
- ドライアイ
- 白内障
- 緑内障
- 網膜疾患
- 涙の量の低下
などは、自覚症状が少ないまま進行することもあります。
また、遠近両用コンタクトレンズは、老眼の進行に合わせて度数の調整が必要になる場合があります。
「以前は見えていたのに最近見づらい」と感じた場合でも、
- 老眼が進行した
- ドライアイが悪化した
- レンズが合わなくなった
など原因はさまざまです。
自己判断で度数を変更したり、市販品を購入したりするのではなく、眼科で原因を確認することが重要です。
定期検査では、
- 視力測定
- 見え方の確認
- コンタクトレンズのフィット状態
- 角膜に傷がないか
- ドライアイの有無
- 目の病気がないか
などを総合的に確認します。
一般的には3か月〜6か月ごとの定期検査が推奨されることが多いですが、受診間隔は目の状態や使用するレンズによって異なります。
「見えるから大丈夫」ではなく、「目を健康に保つために検査を受ける」という意識が、長く快適にコンタクトレンズを使い続けるためには欠かせません。
まとめ
遠近両用コンタクトレンズは多くのメリットがありますが、慣れるまで時間がかかることや、夜間の見え方、ドライアイとの関係など、事前に知っておきたい注意点もあります。
しかし、これらの多くは適切なレンズ選びや眼科での調整、定期検査によって改善できる場合があります。
メリットだけで判断するのではなく、自分のライフスタイルや目の状態に合った選択をすることが、満足度の高いコンタクトレンズ生活につながります。
40代で初めてコンタクトレンズを使う方へ
初めてでも遠近両用コンタクトレンズは使える?
「40代になって初めてコンタクトレンズを使うのは遅いのでは?」
「若い頃から使っている人しか慣れないのでは?」
このような不安を抱えて来院される方は少なくありません。
結論からいうと、40代から初めてコンタクトレンズを始めることは決して珍しいことではありません。 むしろ、老眼をきっかけにコンタクトレンズデビューをする方は年々増えています。
これまでメガネだけで生活してきた方は、「コンタクトレンズは若い人が使うもの」というイメージを持っているかもしれません。しかし現在は、40代・50代・60代からコンタクトレンズを始める方も多く、遠近両用コンタクトレンズの普及により選択肢が広がっています。
初めてコンタクトレンズを装用する方にとって最も大切なのは、「年齢」ではなく「目の状態」と「ライフスタイル」です。
例えば、
- 普段はメガネだけど旅行では身軽に過ごしたい
- 仕事中に老眼鏡を何度も掛け外しするのが面倒
- ゴルフやテニスをもっと快適に楽しみたい
- 子どもの学校行事やスポーツ観戦で見え方を改善したい
このような目的で遠近両用コンタクトレンズを選ぶ方も多くいます。
初めてのコンタクトレンズでは、装用や取り外しに少し時間がかかることがあります。しかし、多くの方は眼科で装用練習を行い、自宅でも数日から数週間練習することで自然に扱えるようになります。
また、「遠近両用だから難しい」というわけではありません。装用方法や取り扱いは通常のソフトコンタクトレンズと基本的に同じです。
眼科では、一人ひとりの目の状態や生活スタイルを確認しながらレンズを選び、装用方法やお手入れ方法まで丁寧に指導します。
「40代だから遅い」と考える必要はありません。むしろ、これからの生活をより快適にするための新しい選択肢として、遠近両用コンタクトレンズを検討してみる価値は十分にあります。

40代で初めてコンタクトレンズを使う方へ
初めてコンタクトレンズを作る流れ
「コンタクトレンズを作るには何をすればいいの?」
「眼科へ行けばその日に持ち帰れる?」
「初めてだから時間がかかりそう……」
40代で初めてコンタクトレンズを検討する方から、このような質問をいただくことは少なくありません。
実際には、多くの場合は眼科で検査・診察・装用練習を受け、その日のうちにコンタクトレンズを受け取れるケースもあります。(※在庫状況やレンズの種類によって異なります。)
一般的な流れは次のとおりです。
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| ①受付・問診 | 現在の見え方や生活スタイルを確認 |
| ②視力検査 | 遠方・近方の視力や老眼の程度を測定 |
| ③目の健康チェック | 角膜・涙・眼底などを確認 |
| ④レンズ選択 | ライフスタイルに合ったレンズを提案 |
| ⑤試し装用 | 実際の見え方や装用感を確認 |
| ⑥装用練習 | 付け方・外し方をスタッフと練習 |
| ⑦処方・購入 | 問題がなければ処方・購入へ |
遠近両用コンタクトレンズでは、「どれくらい近くを見たいか」「運転の頻度」「パソコン作業の時間」なども確認しながら度数を調整します。
例えば、
- デスクワークが中心
- 営業で運転が多い
- ゴルフを楽しみたい
- 読書をよくする
など、同じ40代でも最適なレンズは異なります。
そのため、視力だけでなく生活スタイルまで含めて相談できる眼科を選ぶことが重要です。
また、初回ですべてが決まるとは限りません。
遠近両用コンタクトレンズは実際に生活の中で使ってみて初めて分かることも多いため、装用後の見え方を確認しながら微調整を行うケースも珍しくありません。
「一度で完璧に合わせる」というより、「少しずつ自分に合った見え方へ近づける」というイメージを持つと安心です。
装用・取り外しのコツ
40代で初めてコンタクトレンズを使う方が最も心配するのが、「自分で付けたり外したりできるだろうか」という点です。
結論から言えば、多くの方は数回の練習で基本的な操作を覚えられます。
眼科ではスタッフがマンツーマンで装用方法を説明し、実際に鏡を見ながら練習を行います。
最初は、
- まばたきをしてしまう
- レンズが指にくっつく
- 黒目に乗せるのが難しい
と感じることがありますが、これはごく自然なことです。
コンタクトレンズを付けるコツ
✔ 手を石けんで洗い、よく乾かす
✔ レンズの裏表を確認する
✔ 利き手の人差し指にレンズを乗せる
✔ 反対の手でまぶたをしっかり開く
✔ 正面を見ながら黒目へゆっくり乗せる
✔ 数回まばたきをする
慣れないうちは、鏡をテーブルに置いて少し下を見る姿勢で行うと装用しやすくなります。
コンタクトレンズを外すコツ
外すときは、
- 黒目から少しずらす
- 親指と人差し指で軽くつまむ
という流れになります。
力を入れすぎる必要はありません。
「目を触るのが怖い」と感じる方も多いですが、数日続けるうちに自然とできるようになるケースがほとんどです。
焦って長時間練習するよりも、毎日少しずつ続けることが上達への近道です。

初めてでも遠近両用コンタクトレンズに慣れるコツ
遠近両用コンタクトレンズは、「付けられること」と「快適に見えること」が別のステップです。
装用そのものはすぐに慣れても、見え方には少し時間が必要なことがあります。
無理なく慣れるためには、次のポイントを意識しましょう。
初日は短時間から始める
いきなり朝から夜まで装用するのではなく、3〜4時間程度から始め、徐々に装用時間を延ばしていくことが推奨されます。
近くばかり見続けない
スマートフォンだけを何時間も見続けると、「見えにくい」と感じやすくなります。
遠くを見る時間も作りながら、目を慣らしていきましょう。
違和感があれば無理をしない
痛みや強い充血がある場合は使用を中止し、眼科へ相談してください。
「少しぼやける」と「痛い」は意味が異なります。
ぼやけは慣れで改善することがありますが、痛みは別の原因が隠れている可能性があります。
定期検査を受ける
「見えるから大丈夫」ではなく、眼科でフィッティングや度数を確認することが、快適に使い続けるためには欠かせません。

初心者が失敗しないための5つのポイント
遠近両用コンタクトレンズを初めて使う40代の方に向けて、失敗しないために覚えておきたいポイントをまとめました。
① 初日から完璧を求めない
最初から100点の見え方を期待すると、「思っていたのと違う」と感じやすくなります。
慣れる期間があることを理解しておきましょう。
② ネットだけで購入を決めない
口コミは参考になりますが、目の状態は一人ひとり異なります。
同じ商品でも見え方は変わります。
③ 生活スタイルを眼科で伝える
仕事
運転
パソコン
趣味
これらを詳しく伝えることで、自分に合ったレンズを選びやすくなります。
④ コンタクトレンズを無理に長時間使わない
装用時間を守ることは目の健康を守る基本です。
「まだ大丈夫」と思っても、角膜への負担は少しずつ蓄積することがあります。
⑤ 分からないことはすぐ相談する
遠近両用コンタクトレンズは調整できる部分が多いレンズです。
「少し見えにくい」
「夕方だけぼやける」
など、小さな違和感でも相談することで改善できるケースがあります。

コラム|40代で初めてコンタクトレンズを作る方からよくある質問
初日は何時間くらい装用すればいい?
一般的には短時間から始め、目の状態を見ながら徐々に装用時間を延ばします。眼科の指示に従って無理なく慣らしましょう。
メイクは装用前と後、どちらがいい?
基本的にはコンタクトレンズを装用してからメイクを行い、外してからメイクを落とすのがおすすめです。これにより、化粧品がレンズに付着しにくくなります。
花粉症でも使える?
花粉症があっても使用できる場合はありますが、症状が強い時期は目の状態に応じた対応が必要です。ワンデータイプを選ぶことで快適に使用しやすくなるケースもあります。
コンタクトレンズを落としたらそのまま使ってもいい?
床や洗面台に落としたレンズは、汚染されている可能性があります。ワンデータイプであれば新しいレンズに交換し、再使用タイプの場合は眼科で指導された方法で適切に洗浄してください。
老眼鏡はもう必要なくなる?
遠近両用コンタクトレンズで日常生活が快適になる方は多いですが、細かい作業や長時間の読書では老眼鏡を併用した方が見やすい場合もあります。ライフスタイルに合わせて使い分けることが大切です。

眼科で遠近両用コンタクトレンズを処方してもらうには
遠近両用コンタクトレンズは眼科で相談することが大切
遠近両用コンタクトレンズに興味を持ったとき、「インターネットで購入すれば簡単なのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、初めて使用する場合や、老眼を自覚し始めたばかりの方は、まず眼科で相談することをおすすめします。
遠近両用コンタクトレンズは、単に「視力」に合わせるだけではなく、老眼の進行度・近視や遠視、乱視の有無・角膜の状態・涙の量・ライフスタイルなど、さまざまな要素を考慮して選ぶ必要があります。
例えば、デスクワークが中心の方と、営業で車の運転が多い方では、快適に感じる度数やレンズ設計が異なることがあります。また、趣味で読書を楽しむ方と、スポーツをよくする方でも優先したい見え方は変わります。
眼科では、これらの情報をもとに最適なレンズを提案し、実際に装用した際の見え方やフィット感を確認しながら調整します。必要に応じて複数のレンズを試すこともできるため、「思っていたより見えにくい」といったミスマッチを減らしやすくなります。
さらに、目の健康状態を確認できることも大きなメリットです。老眼だけでなく、ドライアイや白内障、緑内障など、加齢に伴う目の病気が見つかることもあります。こうした病気は初期には自覚症状が少ない場合があるため、コンタクトレンズを作る機会を目の健康チェックにも活用するとよいでしょう。
眼科選びで確認したい7つのポイント
眼科であればどこでも同じというわけではありません。遠近両用コンタクトレンズを快適に使い始めるためには、次のようなポイントを確認しておくと安心です。
| チェックポイント | 確認したい内容 |
|---|---|
| 遠近両用レンズの取り扱い | 複数メーカーを比較できるか |
| 試し装用 | 実際の見え方を確認できるか |
| 装用練習 | 初心者向けのサポートがあるか |
| 定期検査 | 装用後もフォローしてもらえるか |
| 乱視への対応 | 乱視用遠近両用レンズがあるか |
| ライフスタイルのヒアリング | 仕事や趣味に合わせた提案があるか |
| スタッフのサポート | 疑問や不安を相談しやすいか |
特に40代で初めてコンタクトレンズを使う方は、「装用練習を丁寧に行ってくれるか」「装用後の相談がしやすいか」を重視すると安心です。
また、遠近両用コンタクトレンズはメーカーごとに見え方の設計が異なるため、複数メーカーを取り扱っている眼科であれば、自分に合うレンズを見つけやすくなります。
お試し装用の重要性
遠近両用コンタクトレンズは、カタログやインターネットの情報だけでは、自分に合うかどうかを判断することはできません。
同じ度数であっても、レンズの設計や素材によって装用感や見え方が異なるためです。
そのため、多くの眼科では試し装用を行っています。実際にレンズを装用し、院内だけでなく、可能であれば屋外やパソコン画面、スマートフォンなども確認しながら、見え方を評価します。
確認したいポイントとしては、
- 遠くは見やすいか
- パソコン画面は見やすいか
- スマートフォンの文字は読めるか
- レンズの違和感はないか
- 乾燥しやすくないか
などがあります。
試し装用の段階で違和感があっても、レンズの種類や度数を変更することで改善するケースは少なくありません。
「一度試したけれど合わなかった」とあきらめず、眼科で相談しながら調整していくことが大切です。
コラム|眼科へ行く前に準備しておくとよいこと
スムーズに診察を受けるために、事前に以下の内容を整理しておくと役立ちます。
- 現在使用しているメガネやコンタクトレンズの度数(分かれば)
- 普段の生活スタイル(デスクワーク・運転・読書・スポーツなど)
- 見えづらいと感じる場面
- 目の病気やアレルギーの有無
- 使用している目薬があればその種類
こうした情報を伝えることで、眼科でもより自分に合ったレンズを提案しやすくなります。
第6章のまとめ
遠近両用コンタクトレンズは、目の状態やライフスタイルによって最適な選択肢が異なります。そのため、自己判断ではなく、眼科で十分な検査や試し装用を受けながら、自分に合ったレンズを選ぶことが重要です。
特に40代で初めて使用する方や、見え方に不安がある方は、丁寧なサポート体制が整った眼科を選ぶことで、安心して遠近両用コンタクトレンズを始められるでしょう。

遠く用コンタクトレンズから遠近両用コンタクトレンズへの切り替え✅
「まだ見えるから大丈夫」は切り替えを遅らせる原因になることも
40代になると、「遠くは問題なく見えるけれど、スマートフォンの文字が読みにくい」「コンタクトを付けたままだと、手元だけぼやける」と感じ始める方が増えてきます。
しかし、多くの方は「まだ老眼ではない」「もう少し今のコンタクトレンズで頑張ろう」と考え、そのまま遠用の単焦点コンタクトレンズを使い続ける傾向があります。
実際、眼科でも次のような相談を受けることがあります。
「コンタクトを外すとスマホは見えるんです。」
「まだ老眼鏡を使うほどではないと思っています。」
「最近、仕事が終わると目がすごく疲れます。」
このような症状は、老眼の初期サインである可能性があります。
老眼は突然始まるものではなく、少しずつピントを合わせる力(調節力)が低下していくため、初期の段階では「見えない」というよりも「見えにくい」「疲れやすい」と感じる方が多いのが特徴です。
特に遠用の単焦点コンタクトレンズを装用している場合、遠くはしっかり見えているため、近くの見えづらさだけが目立つようになります。その結果、知らず知らずのうちに目に負担をかけ、目の疲れや肩こり、頭痛につながることもあります。
また、スマートフォンやパソコンを見るときに無意識に画面を遠ざけたり、腕を伸ばして文字を見たりするようになったら、老眼が始まっているサインかもしれません。
「まだ我慢できるから」と無理を続けるよりも、「今の自分に合った見え方へ調整する」という考え方が大切です。早めに眼科で相談することで、老眼の程度やライフスタイルに合わせた選択肢を知ることができ、快適な見え方につながります。
遠近両用コンタクトレンズへ切り替えるタイミング
「いつ遠近両用コンタクトレンズへ切り替えればいいの?」という質問は、40代の患者さんから特によく寄せられます。
結論から言えば、「年齢」ではなく日常生活で不便を感じ始めたタイミングが一つの目安です。
例えば、次のような場面が増えてきたら、眼科へ相談することをおすすめします。
切り替えを検討するサイン
- コンタクトレンズを付けたままスマートフォンの文字が読みにくい
- パソコン作業のあとに目の疲れを感じる
- レストランでメニューを見るときに距離を離してしまう
- 本や新聞を読む時間が短くなった
- コンタクトレンズを外すと近くが見やすい
- 夕方になると近くがぼやける
- 老眼鏡を使う機会が増えてきた
これらの症状が続いている場合は、老眼の進行が始まっている可能性があります。
一方で、「もっと見えなくなってから切り替えよう」と考える方もいますが、老眼が進行してから急に遠近両用コンタクトレンズへ変更すると、見え方の変化が大きくなり、慣れるまでに時間がかかることがあります。
老眼の初期段階であれば、加入度数(近くを見るための度数)も比較的少なく、違和感が少ない状態で始められるケースが多いため、結果としてスムーズに移行しやすい傾向があります。
また、仕事や趣味など、日常生活の中で「見えにくさ」がストレスになっているのであれば、それは切り替えを考える十分なきっかけです。
遠近両用コンタクトレンズへの切り替えは、「老眼が進んだから仕方なく使う」のではなく、「これからも快適な見え方を維持するための選択」と考えるとよいでしょう。
単焦点コンタクトレンズを使い続けるという選択肢もある?
「老眼が始まったら、必ず遠近両用コンタクトレンズにしなければいけないの?」という疑問を持つ方もいます。
結論としては、必ずしも全員がすぐに遠近両用コンタクトレンズへ切り替える必要はありません。
例えば、
- 仕事ではほとんど遠くしか見ない
- 読書をする時間が少ない
- 必要なときだけ老眼鏡を使えば十分
という方であれば、単焦点コンタクトレンズと老眼鏡を併用する方法が適している場合もあります。
一方で、
- 老眼鏡を頻繁に掛け外しするのが面倒
- 接客や営業などで老眼鏡を使いにくい
- 外出先でスマートフォンを見る機会が多い
という方には、遠近両用コンタクトレンズが生活をより快適にしてくれる可能性があります。
つまり、「どちらが正解か」ではなく、「どちらが自分の生活に合っているか」が重要です。
眼科では、見え方だけでなく生活スタイルも含めて相談しながら、自分に合った方法を選ぶことができます。

遠近両用コンタクトレンズの主なメーカーと特徴
メーカーによって見え方や装用感は異なる
遠近両用コンタクトレンズは、「どのメーカーでも同じ」というわけではありません。
メーカーごとに、
- 光学設計
- レンズ素材
- 酸素透過性
- 保湿性能
- 遠く・近くの見え方のバランス
などが異なるため、同じ度数であっても装用感や見え方に違いを感じることがあります。
そのため、「友人に勧められたから」「口コミで人気だから」という理由だけで選ぶのではなく、眼科で実際に試しながら自分に合ったレンズを見つけることが大切です。
まずは、代表的な遠近両用コンタクトレンズの特徴を比較してみましょう。
| メーカー | 主な製品例 | 特徴 | おすすめの方 |
|---|---|---|---|
| ジョンソン・エンド・ジョンソン | アキュビュー オアシス マルチフォーカル | 乾燥に配慮した素材、幅広い加入度数 | ドライアイが気になる方、装用時間が長い方 |
| アルコン | デイリーズ トータルワン マルチフォーカル、エアオプティクス プラス ハイドラグライド マルチフォーカル | 装用感と酸素透過性に配慮 | 長時間装用する方、快適性を重視する方 |
| クーパービジョン | MyDay multifocal、Biofinity Multifocal | デスクワークなど中間距離にも配慮した設計 | パソコン作業が多い方 |
| ボシュロム | バイオトゥルー ワンデー マルチフォーカル | うるおいを保ちやすい設計 | ワンデータイプを希望する方 |
| メニコン | 2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用 など | 国内メーカーならではのラインアップ | 2週間交換タイプを希望する方 |
| シード | ワンデーピュア マルチステージ | 国産レンズ、UVカット対応製品あり | 国産レンズを希望する方 |
※製品ラインアップや仕様は変更されることがあります。最新情報は各メーカーや眼科でご確認ください。
ワンデータイプを選びたい方に人気のレンズ
ワンデータイプは、毎日新しいレンズを使用するため、レンズケアが不要で衛生的に使いやすい点が魅力です。
特に、
- 40代で初めてコンタクトレンズを使う方
- 花粉症やアレルギーが気になる方
- 忙しくてレンズケアの時間を確保しにくい方
には選ばれることが多いタイプです。
ワンデータイプのメリットは次のとおりです。
ワンデータイプのメリット
- 毎日新品なので清潔に使いやすい
- 洗浄や保存液が不要
- レンズ汚れが蓄積しにくい
- 旅行や出張にも持ち運びしやすい
- 初めてでも管理しやすい
一方で、2週間・1か月交換タイプと比較すると、使用頻度によってはランニングコストが高くなる場合があります。
毎日使用するのか、週末だけ使用するのかなど、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
2週間・1か月交換タイプを選びたい方
毎日コンタクトレンズを装用する方の中には、2週間交換タイプや1か月交換タイプを選ぶ方もいます。
これらは適切なケアを行うことで一定期間使用できるため、使用状況によってはコストを抑えられる場合があります。
ただし、毎日の洗浄や保存を正しく行うことが前提です。
レンズに汚れやタンパク質が蓄積すると、
- 装用感の悪化
- 見え方の低下
- 感染症のリスク
につながる可能性があります。
「交換時期を守る」「こすり洗いを行う」「保存液を毎回交換する」といった基本的なケアを継続することが重要です。
「人気」よりも「自分に合う」を優先しよう
インターネットでは「おすすめランキング」や「人気ランキング」を目にすることがあります。
しかし、遠近両用コンタクトレンズは、人気順位だけで選ぶことはおすすめできません。
例えば、
- 強い近視がある方
- 乱視がある方
- ドライアイがある方
- 夜間運転が多い方
- パソコン作業が中心の方
では、適したレンズが異なります。
また、同じメーカーでも製品ごとに設計が異なるため、「以前このメーカーが合わなかったから、すべて合わない」とは限りません。
眼科では、試し装用を通じて見え方や装用感を確認しながら調整できるため、「人気」よりも「自分に合うかどうか」を重視することが、長く快適に使い続けるポイントです。

遠近両用コンタクトレンズと遠近両用メガネはどちらがおすすめ?✅
40代以降になると、「遠近両用コンタクトレンズと遠近両用メガネのどちらを選べばよいのだろう?」と迷う方も少なくありません。
どちらにもメリット・デメリットがあり、生活スタイルや目の状態によって適した選択肢は異なります。
まずは、それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 比較項目 | 遠近両用コンタクトレンズ | 遠近両用メガネ |
|---|---|---|
| 視野 | 広く自然な視界を確保しやすい | フレームの影響を受ける |
| 見た目 | メガネを掛けず自然な印象 | デザインを楽しめる |
| スポーツ | 動きやすい | 激しい運動ではずれやすい場合がある |
| 装用の手間 | 装着・取り外しが必要 | 掛けるだけで使える |
| ケア | レンズケアが必要なタイプもある | 基本的に拭くだけ |
| ドライアイ | 症状によっては注意が必要 | 影響を受けにくい |
どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。
実際には、
- 日中の仕事や外出は遠近両用コンタクトレンズ
- 自宅では遠近両用メガネ
- 長時間の読書では読書用メガネ
というように、目的に応じて使い分けている方も多くいます。
「自分の生活でどの場面を快適にしたいか」を考えながら、眼科で相談して選ぶことが大切です。
まとめ
遠近両用コンタクトレンズは、40代頃から始まる老眼による見えづらさをサポートする選択肢の一つです。
遠くと近くの両方が見やすくなることで、仕事や家事、趣味など、さまざまな場面で老眼鏡の掛け外しを減らし、快適に過ごせる方も多くいます。
一方で、見え方には個人差があり、慣れるまで時間が必要な場合や、ライフスタイルによって適したレンズが異なることもあります。
また、遠近両用コンタクトレンズは「人気だから」「口コミが良いから」という理由だけで選ぶのではなく、目の状態や生活スタイルに合わせて選ぶことが重要です。
そのためには、眼科で検査を受け、実際に試し装用を行いながら、自分に合ったレンズを見つけることが大切です。
このような方は一度眼科へ相談してみましょう
- コンタクトレンズを付けたままスマートフォンが見えにくい
- パソコン作業で目が疲れやすくなった
- 老眼鏡の掛け外しが増えてきた
- 初めてコンタクトレンズを使ってみたい
- 遠用コンタクトレンズから遠近両用へ切り替えるか迷っている
「まだ大丈夫」と我慢を続けるよりも、早めに相談することで、自分に合った見え方を見つけやすくなる場合があります。
見え方に少しでも不安を感じたら、お気軽に眼科へご相談ください。
ブログ管理人のコメント
遠近両用コンタクトレンズは、老眼による見えづらさを補う有効な選択肢の一つですが、見え方には個人差があります。
年齢だけで判断するのではなく、目の状態や生活スタイルに合わせてレンズを選ぶことが重要です。見え方に違和感を覚えたら自己判断せず、はじめに眼科で相談し、自分の生活や仕事に合ったレンズを見つけましょう。

遠近両用コンタクトレンズの費用・価格の目安
遠近両用コンタクトレンズは、遠用のコンタクトレンズより値段が高くないか?気になりますね。こちらでは、「遠近両用コンタクトレンズ」の販売価格について紹介していきます。
費用はレンズの種類によって異なる
遠近両用コンタクトレンズの費用は、レンズの種類や交換サイクル、メーカーによって異なります。
一般的には、毎日新しいレンズを使用するワンデータイプは管理がしやすい一方で、毎日装用する場合は2週間交換タイプや1か月交換タイプより費用が高くなる傾向があります。
反対に、2週間交換タイプや1か月交換タイプは、毎日のレンズケアが必要ですが、使用頻度によってはコストを抑えやすい場合があります。
以下は一般的な目安です。
| レンズの種類 | 費用の目安(月額) | 特徴 |
|---|---|---|
| ワンデータイプ | 約4,000〜8,000円 | 毎日新品で衛生的。ケア不要。 |
| 2週間交換タイプ | 約2,500〜5,500円 | 毎日の洗浄・保存が必要。 |
| 1か月交換タイプ | 約2,000〜5,000円 | 製品数は少なめ。適切なケアが必要。 |
※価格は販売店やメーカー、購入方法によって異なります。
コンタクトレンズ以外にかかる費用
コンタクトレンズを使用する際は、レンズ代以外にも費用がかかることがあります。
例えば、
- 初診・再診料
- 検査費用
- ケア用品(保存液・ケースなど)
- 必要に応じた老眼鏡
などです。
特に初めてコンタクトレンズを作る方は、装用練習を含めて通常より時間がかかることがあります。
費用だけで判断するのではなく、眼科で十分な説明やサポートを受けられるかどうかも重要なポイントです。

コラム|価格だけで選ばないことが大切
「できるだけ安い遠近両用コンタクトレンズを選びたい」と考える方は少なくありません。
しかし、遠近両用コンタクトレンズは「見え方」や「装用感」が非常に重要です。
価格だけを優先して自分に合わないレンズを選ぶと、
- 見えにくい
- 疲れやすい
- 結局別の商品へ変更する
というケースもあります。
多少費用が異なっても、自分の生活に合ったレンズを選ぶことで、日々の快適さや満足度が高まる可能性があります。

症例・体験イメージ(匿名・一般化したケース)
遠近両用コンタクトレンズの一般的なケースを職業別で紹介します。
ケース1 40代前半・デスクワーク中心
お悩み
夕方になるとパソコン画面やスマートフォンの文字が見えにくくなり、仕事終わりには目の疲れを感じるようになった。
対応
眼科で検査を行い、遠近両用コンタクトレンズを試し装用。
加入度数を控えめに設定し、徐々に慣らしながら使用を開始。
その後
パソコン作業中の負担感が軽減し、老眼鏡を取り出す回数も減少。
ケース2 40代後半・営業職
お悩み
車の運転は問題ないが、商談中に資料やタブレットを見るたびに老眼鏡が必要だった。
対応
遠方視を重視した遠近両用コンタクトレンズを選択。
近くの見え方を確認しながら数回調整。
その後
商談中に老眼鏡を掛け外しする機会が減り、仕事がスムーズになった。
ケース3 50代・ゴルフが趣味
お悩み
スコアカードを書くたびに老眼鏡を掛けるのが面倒だった。
対応
遠近両用コンタクトレンズを装用。
必要に応じて読書時のみ老眼鏡を併用。
その後
ゴルフ中の視界が快適になり、プレーに集中しやすくなった。
ブログ管理人からのアドバイス
40代になると、「まだ我慢できる」と思っていても、実際には老眼が始まっているケースは少なくありません。
見えづらさを我慢し続けるよりも、早めに眼科で相談し、自分に合った見え方を見つけることで、日常生活の快適さが向上することがあります。
遠近両用コンタクトレンズは一人ひとり適した設計が異なるため、試し装用や定期検査を受けながら調整していくことが大切です。

遠近両用コンタクトレンズの実際によくあるご相談
「もっと早く相談すればよかった」という声をよくいただきます。
遠近両用コンタクトレンズについて相談に来られる患者さんの中には、「まだ老眼ではないと思っていました」「もう少し我慢しようと思っていました」と話される方が少なくありません。
実際には、40代になると目のピントを合わせる力は少しずつ低下し始めます。そのため、「見えない」というよりも、「夕方になると疲れる」「スマートフォンを少し離して見るようになった」といった小さな変化から始まることが多くあります。
初期の段階では「年齢のせいかな」「疲れているだけかも」と考えて様子を見る方もいますが、こうした変化が続く場合は、一度眼科で目の状態を確認することをおすすめします。
「遠近両用にすると遠くが見えなくなりませんか?」
よくいただくご質問の一つです。
遠近両用コンタクトレンズは、遠く・中間・近くの見え方のバランスを考えて設計されています。
そのため、単焦点コンタクトレンズとまったく同じ見え方になるとは限りません。
一方で、最近の遠近両用コンタクトレンズは設計が進歩しており、ライフスタイルや見え方の希望に合わせて複数の選択肢があります。
例えば、
- 運転が多い方
- パソコン作業が中心の方
- 読書を楽しみたい方
では、優先したい見え方が異なるため、試し装用を行いながら調整していくことが大切です。
「一度遠近両用にしたら元へ戻せませんか?」
この質問も非常によくあります。
結論として、必要に応じて単焦点コンタクトレンズへ戻すことや、用途に応じて使い分けることも選択肢の一つです。
例えば、
- 普段は遠近両用コンタクトレンズ
- スポーツ時は単焦点コンタクトレンズ
- 長時間の読書では老眼鏡を併用
など、生活スタイルに合わせて組み合わせている方もいます。
「一度選んだら変えられない」と思い込まず、見え方や生活の変化に合わせて眼科で相談しながら調整することが大切です。

遠近両用コンタクトレンズが合わないと感じるときは
「合わない」と感じる理由は一つではありません
遠近両用コンタクトレンズを使い始めた方の中には、「思っていたより見えにくい」「自分には合わないかもしれない」と感じる方もいます。
しかし、その原因は一つではありません。
例えば、
- 老眼の進行度と加入度数が合っていない
- レンズの設計がライフスタイルに合っていない
- ドライアイの影響
- レンズのフィッティング
- 慣れる途中である
など、さまざまな要因が考えられます。
そのため、「合わない」と感じても、すぐに使用をあきらめる必要はありません。
調整で改善できるケースもあります
遠近両用コンタクトレンズは、度数だけでなくレンズ設計やメーカーを変更することで、見え方が改善する場合があります。
眼科では、
- 遠くを優先するか
- 手元を優先するか
- 中間距離を重視するか
などを確認しながら調整を行います。
また、装用開始直後は脳が新しい見え方に慣れていないため、一時的に違和感を覚えることもあります。
焦らず経過を見ながら、必要に応じて再診を受けることが快適な装用につながります。

ライフスタイル別おすすめの選び方
遠近両用コンタクトレンズは、「どの製品が一番良いか」ではなく、「どのような生活を送っているか」によって選び方が変わります。
| ライフスタイル | 選ぶときのポイント |
|---|---|
| デスクワーク中心 | パソコンとの距離が見やすい設計を検討 |
| 車の運転が多い | 遠方視を重視した見え方を確認 |
| 接客・営業 | 老眼鏡の掛け外しを減らせるか相談 |
| スポーツ | 視野の広さや装用感を重視 |
| 旅行・レジャー | ワンデータイプも選択肢に |
| 読書が趣味 | 必要に応じて老眼鏡との併用も検討 |
このように、生活スタイルを眼科や販売店へ伝えることで、自分に合ったレンズを提案してもらいやすくなります。

老眼セルフチェック
次の項目に当てはまるものはありますか?
- □ スマートフォンを少し離すと見やすい
- □ 新聞や本を読むと目が疲れる
- □ 夕方になると文字がぼやける
- □ 明るい場所では見やすいが暗い場所では見えにくい
- □ パソコン作業のあとに肩こりや頭痛がある
- □ コンタクトレンズを外すと近くが見えやすい
- □ 老眼鏡を使う機会が増えてきた
3項目以上当てはまる場合は、老眼が始まっている可能性も考えられます。
ただし、見えにくさの原因は老眼だけではありません。白内障やドライアイなど、別の目の病気が関係していることもあるため、気になる症状がある場合は眼科で相談しましょう。

40代・50代・60代で変わる老眼の進行と遠近両用コンタクトレンズの選び方
年齢によって老眼の進行や見え方の悩みは変化する
老眼は「40代になったら急に始まる」というものではなく、加齢とともに少しずつ進行していきます。
目の中にある水晶体は、本来であれば近くを見るときに厚くなり、遠くを見るときには薄くなることでピントを合わせています。しかし、年齢を重ねるにつれて水晶体が硬くなり、十分に形を変えられなくなるため、近くにピントを合わせにくくなります。
そのため、年代によって困りやすい場面や、適した遠近両用コンタクトレンズの選び方にも違いがあります。
40代|老眼の始まりを感じる時期
40代は、老眼の初期症状を自覚し始める方が増える年代です。
この頃は遠くの見え方にはあまり変化がなくても、近くを見る場面で違和感を覚えることがあります。
よくある症状
- スマートフォンの文字が少し見えづらい
- パソコン作業が終わる頃に目が疲れる
- 本や新聞を少し離すと読みやすい
- 夕方になると近くがぼやける
特に遠用の単焦点コンタクトレンズを使用している方は、「コンタクトを外したほうがスマートフォンが見やすい」と感じることがあります。
おすすめの対策
- まずは眼科で老眼の進行度を確認する
- 加入度数が低い遠近両用コンタクトレンズを試してみる
- パソコンやスマートフォンを長時間使用する場合は適度に休憩を取る
- 定期検査で見え方を確認する
40代は老眼が比較的軽度なため、早めに遠近両用コンタクトレンズへ切り替えることで違和感が少なく、慣れやすい方も多くいます。

50代|日常生活で不便を感じやすくなる時期
50代になると、老眼がさらに進行し、日常生活のさまざまな場面で見えづらさを感じる方が増えてきます。
よくある症状
- メニューや値札が見えづらい
- 書類の細かい文字を読むのに時間がかかる
- 老眼鏡の掛け外しが増える
- 仕事中の目の疲れが強くなる
この年代では、「まだ我慢できる」と無理を続けるよりも、ライフスタイルに合わせて見え方を調整することが快適な生活につながります。
おすすめの対策
- 遠近両用コンタクトレンズの加入度数を見直す
- 必要に応じて遠近両用メガネとの併用を検討する
- ドライアイの有無も確認し、適切な治療やケアを受ける
- 長時間の近業では照明や作業環境も見直す

60代|老眼だけでなく目の健康にも注意が必要な時期
60代では老眼だけでなく、白内障や緑内障など、加齢に伴う目の病気のリスクも高まります。
「老眼だから仕方ない」と思っていた見えにくさが、実は別の病気によるものだったというケースもあります。
よくある症状
- 全体的にかすんで見える
- 夜間にまぶしさを感じる
- コントラストが低下したように感じる
- 視界の一部が見えにくい
おすすめの対策
- 定期的に眼科で目の健康状態を確認する
- 遠近両用コンタクトレンズだけでなく、メガネとの使い分けも検討する
- 見え方に変化があれば早めに受診する
- 全身疾患(糖尿病など)がある場合は眼底検査も受ける

年代別のポイントまとめ
| 年代 | 主な悩み | 対策 |
|---|---|---|
| 40代 | 近くが少し見えづらい・目が疲れる | 早めの相談・加入度数が低い遠近両用レンズの検討 |
| 50代 | 老眼鏡の使用が増える・仕事で不便 | 度数の見直し・ライフスタイルに合わせた調整 |
| 60代 | 老眼に加え加齢による目の病気も気になる | 定期検査・目の健康管理・適切なレンズ選択 |

遠近両用コンタクトレンズが「合わない」と感じる原因と対処法
「合わない」と感じても、すぐにあきらめる必要はありません
遠近両用コンタクトレンズを使い始めた方の中には、「思っていたより見えにくい」「自分には合わないかもしれない」と感じる方もいます。
しかし、その原因は一つではなく、レンズの調整や使い方を見直すことで改善するケースも少なくありません。
ここでは、よくある原因と対処法をご紹介します。
原因① 見え方に慣れていない
遠近両用コンタクトレンズは、遠く・中間・近くを見やすくするため、一枚のレンズの中に複数の度数が配置されています。
そのため、脳が新しい見え方に慣れるまで時間がかかることがあります。
対処法
- 最初は短時間の装用から始める
- 毎日継続して使用する
- 1〜2週間程度は様子を見る
- 不安があれば眼科で相談する
原因② 度数や加入度数が合っていない
遠近両用コンタクトレンズは、遠くを見る度数だけでなく、近くを見るための「加入度数」も重要です。
加入度数が強すぎたり弱すぎたりすると、
- 遠くがぼやける
- 手元が見えにくい
- 全体的に違和感がある
といった症状が出ることがあります。
対処法
- 眼科で度数を再確認する
- 加入度数を見直す
- ライフスタイルに合わせて調整する
原因③ レンズの設計が生活スタイルに合っていない
メーカーによって、遠近両用コンタクトレンズの光学設計は異なります。
例えば、
- 遠くを重視する設計
- 中間距離を重視する設計
- 手元を重視する設計
などがあります。
対処法
眼科で普段の生活について詳しく伝えましょう。
- デスクワークが多い
- 車の運転が多い
- 読書が趣味
- ゴルフやスポーツをする
といった情報が、レンズ選びの参考になります。
原因④ ドライアイの影響
涙の量や質が低下すると、レンズの表面が乾燥し、見え方が不安定になることがあります。
対処法
- ドライアイの治療を受ける
- 人工涙液などを適切に使用する(医師の指示に従う)
- 保湿性の高いレンズを検討する
- 長時間の画面作業では意識的にまばたきをする
原因⑤ 定期検査を受けていない
老眼は徐々に進行するため、一度合わせた度数が数年後も最適とは限りません。
見え方に変化を感じたら、自己判断で使い続けず、眼科で確認してもらいましょう。

遠近両用コンタクトレンズとモノビジョンの違い
モノビジョンとは?
モノビジョンとは、片方の目を遠く用、もう片方の目を近く用に合わせる視力矯正方法です。
脳が左右の目から得られる情報を使い分けることで、遠くと近くの両方を見やすくすることを目指します。
一方、遠近両用コンタクトレンズは、1枚のレンズの中に遠く用と近く用の度数が組み込まれている点が大きな違いです。
遠近両用コンタクトレンズとモノビジョンの比較
| 比較項目 | 遠近両用コンタクトレンズ | モノビジョン |
|---|---|---|
| 見え方 | 1枚のレンズで遠くと近くを補正 | 左右で役割を分ける |
| 慣れやすさ | 個人差がある | 個人差があり、慣れに時間がかかる場合がある |
| 奥行き感(立体視) | 保たれやすい場合がある | 影響を受けることがある |
| 適応 | 幅広い方に検討される | 生活スタイルや目の状態によって適応を判断 |
どちらが自分に合っている?
遠近両用コンタクトレンズとモノビジョンのどちらが適しているかは、目の状態や生活スタイルによって異なります。
例えば、
- パソコン作業が多い
- 夜間運転をする
- スポーツを楽しみたい
- 細かい文字を見る機会が多い
など、普段の生活によって優先したい見え方は変わります。
そのため、どちらを選ぶかは自己判断せず、眼科で十分な検査や試し装用を受けたうえで相談することが大切です。

このような症状があれば、一度眼科へ相談してみましょう
「年齢のせいかな」と思っている見えにくさも、相談するタイミングかもしれません
40代以降になると、「最近少し見えにくい気がする」「目が疲れやすくなった」と感じることが増えてきます。
「まだ我慢できるから大丈夫」「老眼は誰でもなるものだから」と、そのまま様子を見る方も少なくありません。
しかし、見えにくさの原因は老眼だけとは限らず、ドライアイや白内障など、ほかの目の病気が関係している場合もあります。
また、老眼が原因であっても、遠近両用コンタクトレンズやメガネなど、自分に合った方法を選ぶことで日常生活が快適になることがあります。
次のような症状がある方は、一度眼科で相談してみましょう。
コンタクトレンズをつけたままスマートフォンが見えにくい
遠くは問題なく見えるのに、スマートフォンや新聞、本など手元の文字だけが見えにくくなってきた場合は、老眼が始まっている可能性があります。
特に、文字を見るためにスマートフォンを少し離したり、明るい場所へ移動したりすることが増えた場合は、ピントを合わせる力が低下しているサインかもしれません。
このような症状が続く場合は、現在使用しているコンタクトレンズが今の目の状態に合っているか確認してもらうことをおすすめします。
パソコン作業のあとに目の疲れや肩こりを感じる
デスクワーク中心の方では、「夕方になると目が疲れる」「肩こりや頭痛が増えた」という相談も多くあります。
パソコン画面は中間距離に位置するため、老眼が始まるとピントを合わせ続ける負担が大きくなります。
目の疲れだけでなく、無意識に前かがみになったり、画面へ顔を近づけたりすることで、肩や首にも負担がかかることがあります。
仕事中の疲れが続く場合は、遠近両用コンタクトレンズが選択肢になることもあります。
メニューや値札、小さな文字が読みづらくなった
外食先でメニューを少し遠ざけて見たり、スーパーで値札を読むのに時間がかかったりすることはありませんか。
また、薬の説明書や保証書など、小さな文字を見るときだけ苦労する場合も、老眼の初期症状としてよくみられます。
日常生活でこのような場面が増えてきたら、一度見え方を確認してもらうと安心です。
コンタクトレンズを外すと近くが見えやすい
近視の方によくあるのが、
「コンタクトを外すとスマートフォンが見やすい」
という症状です。
これは、遠くにピントを合わせたコンタクトレンズを装用していることで、近くを見る力が不足している可能性があります。
現在使用している単焦点コンタクトレンズが合わなくなってきたサインかもしれません。
遠近両用コンタクトレンズへ切り替えることで改善が期待できる場合もあるため、気になる方は相談してみましょう。
老眼鏡を掛けたり外したりする機会が増えた
「家では老眼鏡を使うけれど、外出先では使いたくない」「仕事中に何度も掛け外しするのが面倒」と感じる方も少なくありません。
遠近両用コンタクトレンズは、老眼鏡の使用頻度を減らせる可能性がある選択肢の一つです。
ただし、見え方には個人差があるため、生活スタイルに合わせて検討することが大切です。
夕方や夜になると見えにくさが強くなる
朝は問題なく見えていても、夕方になると文字がぼやける、目が疲れるという場合は、目の調節力の低下やドライアイなどが影響していることがあります。
また、夜間は光の条件も変わるため、昼間より見えにくさを感じる方もいます。
このような症状が続く場合も、一度眼科で相談すると安心です。
市販の老眼鏡が合わないと感じる
「100円ショップやドラッグストアの老眼鏡を使ってみたけれど、かえって疲れる」という相談もあります。
市販の老眼鏡は左右同じ度数で作られていることが多く、近視・遠視・乱視の有無や左右差は考慮されていません。
見え方に違和感がある場合は、自己判断で度数を選び続けるのではなく、眼科で目の状態を確認してもらうことをおすすめします。
見えにくさだけでなく、目の痛みや充血、急な視力低下がある
見えにくさに加えて、
- 強い目の痛み
- 充血
- 急に視力が低下した
- 視野の一部が欠ける
- 光がまぶしく感じる
などの症状がある場合は、老眼以外の病気が関係している可能性もあります。
このような症状がある場合は、自己判断せず、できるだけ早めに眼科を受診してください。

老眼セルフチェック|当てはまる項目はありますか?
次の項目に当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう。
□ スマートフォンを少し離すと見やすい
□ パソコン作業のあとに目が疲れる
□ 夕方になると文字がぼやける
□ コンタクトレンズを外すと近くが見えやすい
□ 老眼鏡を使う機会が増えた
□ メニューや値札が見えにくい
□ 本や新聞を読む時間が短くなった
□ 夜になると見えづらさを感じる
□ 家族から「腕を伸ばして見ている」と言われた
□ 見えづらさで仕事や趣味に支障を感じる
チェックが3つ以上ある方は、眼科で相談してみましょう
チェック項目が複数当てはまる場合は、老眼が始まっている可能性があります。
ただし、見えにくさの原因は老眼だけではありません。
ドライアイや白内障、緑内障など、ほかの目の病気が関係していることもあります。
そのため、「年齢のせい」と決めつけず、一度眼科で検査を受けることで、自分の目の状態を正しく把握できます。
早めの相談が、快適な見え方につながります
老眼は年齢とともに自然に起こる変化ですが、「見えにくさを我慢し続ける」必要はありません。
現在では、遠近両用コンタクトレンズをはじめ、遠近両用メガネや用途に応じたメガネなど、見え方をサポートする選択肢が増えています。
見えにくさを感じ始めた段階で相談することで、自分に合った方法を見つけやすくなり、仕事や家事、趣味など毎日の生活をより快適に過ごせる可能性があります。
「少し気になる」「今のコンタクトレンズが合わなくなってきたかもしれない」と感じたら、お気軽に眼科へご相談ください。

遠近両用コンタクトレンズの始め方は?眼科受診から装用開始までの流れ
遠近両用コンタクトレンズは眼科で目の状態を確認してから選ぶことが大切です
遠近両用コンタクトレンズは、インターネットや店頭でも目にする機会がありますが、「見えればどれでもよい」というものではありません。
近視・遠視・乱視の程度はもちろん、老眼の進行具合や涙の状態、角膜の形、ライフスタイルなどによって適したレンズは異なります。
そのため、まずは眼科で目の状態を詳しく確認し、自分に合ったレンズを選ぶことが重要です。
ここでは、一般的な処方の流れをご紹介します。
STEP1 受付・問診
来院後は受付を済ませ、問診票を記入します。
問診では現在の見え方や、日常生活で困っていることについて確認します。
例えば、次のような内容を伝えると、より自分に合ったレンズ選びにつながります。
- 現在コンタクトレンズを使用しているか
- 初めてコンタクトレンズを使用するか
- スマートフォンやパソコンを見る時間
- 車の運転をする頻度(昼・夜)
- 趣味やスポーツ
- 老眼鏡を使用しているか
- ドライアイなど目の症状があるか
見え方で困っている場面を具体的に伝えることが、適切なレンズ選びの第一歩です。
STEP2 視力検査・目の状態を詳しくチェック
問診の後は、視力検査や目の健康状態を確認します。
一般的には、次のような検査を行います。
- 裸眼視力・矯正視力の測定
- 近くと遠くの見え方の確認
- 近視・遠視・乱視・老眼の度数測定
- 角膜の状態や傷の有無の確認
- 涙の状態(ドライアイ)の確認
- コンタクトレンズ装用に適した目かどうかの確認
必要に応じて、眼圧検査や眼底検査などを行う場合もあります。
STEP3 診察・ライフスタイルに合わせたレンズ選び
検査結果をもとに、医師が診察を行います。
このとき、目の状態だけでなく、普段の生活についても詳しく確認します。
例えば、
- パソコン作業が多い
- 夜間運転をする
- 接客業で老眼鏡を使いたくない
- ゴルフや旅行が趣味
など、生活スタイルによって優先したい見え方は異なります。
そのため、「遠くを重視する」「中間距離を見やすくしたい」「手元を優先したい」といった希望も遠慮なく伝えましょう。
STEP4 遠近両用コンタクトレンズを試し装用
診察後は、実際に遠近両用コンタクトレンズを装用し、見え方を確認します。
遠近両用コンタクトレンズは、数字だけで最適な度数が決まるわけではありません。
実際に装用して、
- 遠くは見やすいか
- スマートフォンは見えるか
- パソコン画面は見やすいか
- 違和感はないか
- レンズのずれはないか
などを確認しながら調整を行います。
眼科によっては、院内で歩いたり、雑誌やスマートフォンを見たりして、日常生活に近い状態で見え方を確認することもあります。
STEP5 度数やレンズを調整する
試し装用で「少し見えにくい」「近くがもう少し見えたほうがよい」と感じた場合は、必要に応じて度数やレンズの種類を変更します。
遠近両用コンタクトレンズは、
- 遠くを優先するか
- 近くを優先するか
- バランスを重視するか
によって調整方法が異なります。
また、メーカーごとにレンズ設計も異なるため、必要に応じて別のレンズを試すこともあります。
STEP6 初めてコンタクトレンズを使用する方は装用練習
コンタクトレンズを初めて使用する方は、スタッフと一緒に着脱の練習を行います。
最初は難しく感じる方もいますが、多くの方が練習を重ねることで装用できるようになります。
練習では、
- レンズの付け方
- 外し方
- 裏表の見分け方
- 手洗いの方法
- レンズの取り扱い
- ケア方法(2週間交換タイプなど)
なども丁寧に説明します。
不安なことがあれば、このタイミングで遠慮なく質問しましょう。
STEP7 処方・購入・装用開始
見え方や装用状態に問題がなければ、コンタクトレンズを処方します。
眼科や提携販売店でレンズを受け取り、日常生活で使用を開始します。
使用開始後は、「思っていたより近くが見えにくい」「夕方になると乾燥する」といった変化があれば、自己判断せず眼科へ相談してください。
STEP8 定期検査で見え方と目の健康をチェック
遠近両用コンタクトレンズは、一度処方されたら終わりではありません。
老眼は年齢とともに徐々に進行するため、見え方も変化していきます。
また、コンタクトレンズを安全に使用するためには、目の健康状態を定期的に確認することが重要です。
定期検査では、
- 視力の変化
- 老眼の進行
- レンズのフィッティング
- 角膜の状態
- ドライアイの有無
- レンズの汚れや傷
などを確認します。
自覚症状がなくても、定期的な受診を心がけましょう。

初めて遠近両用コンタクトレンズを作る方からよくある質問
Q. 当日にコンタクトレンズを持ち帰れますか?
眼科や在庫状況によって異なります。
在庫がある場合は当日に受け取れることもありますが、取り寄せになる場合もあります。詳しくは受診予定の眼科へご確認ください。
Q. 検査にはどれくらい時間がかかりますか?
初めてコンタクトレンズを使用する方や、遠近両用コンタクトレンズを初めて試す方は、検査や試し装用、装用練習などを行うため、通常の診察より時間がかかることがあります。
時間に余裕を持って受診すると安心です。
Q. 1回で自分に合うレンズが決まりますか?
見え方には個人差があるため、1回で決まる方もいれば、度数やレンズ設計を調整しながら最適なレンズを見つける方もいます。
遠近両用コンタクトレンズは「合わせ込み」が重要なため、焦らず調整していくことが快適な装用につながります。
安心して使い始めるために大切なこと
遠近両用コンタクトレンズは、「処方して終わり」ではなく、装用後のフォローも含めて快適な見え方を目指していく医療機器です。
初めて使う方はもちろん、単焦点コンタクトレンズから切り替える方も、見え方や生活スタイルに合わせて少しずつ調整していくことで、より快適に使用できる可能性があります。
見え方に不安や疑問がある場合は、一人で悩まず、眼科で相談しながら自分に合った遠近両用コンタクトレンズを見つけていきましょう。

遠近両用コンタクトレンズとメガネはどう使い分ける?ライフスタイルに合わせた選び方
コンタクトレンズとメガネは、それぞれにメリットがあります
「遠近両用コンタクトレンズを使い始めたら、メガネはもう必要ありませんか?」
これは、眼科でもよくいただく質問の一つです。
結論からいうと、遠近両用コンタクトレンズとメガネは、どちらか一方だけを使うのではなく、生活シーンに応じて使い分けることで、より快適に過ごせる場合があります。
遠近両用コンタクトレンズは、遠くから近くまで幅広い距離を見やすくするために設計されていますが、すべての距離が単焦点レンズと同じように見えるわけではありません。
一方、メガネは用途に合わせて設計しやすく、読書や細かな作業など特定の距離を重視したい場面では便利なことがあります。
大切なのは、「どちらが優れているか」ではなく、「どのような生活を送っているか」に合わせて選ぶことです。
コンタクトレンズとメガネの特徴を比較
まずは、それぞれの特徴を見てみましょう。
| 比較項目 | 遠近両用コンタクトレンズ | 遠近両用メガネ |
|---|---|---|
| 視野の広さ | 視野が広く、周辺まで見やすい | フレームの影響を受ける |
| 見た目 | メガネを掛けない自然な印象 | ファッションとして楽しめる |
| スポーツ | 動きやすくズレにくい | 激しい運動ではズレることがある |
| 長時間の細かい作業 | 必要に応じて老眼鏡を併用する場合もある | 読書や細かな作業に適した設計も可能 |
| 装用時間 | 角膜や涙への配慮が必要 | 装用時間の制限が少ない |
| ケア | 種類によって洗浄・交換が必要 | 日常的なお手入れが中心 |
それぞれに特徴があるため、生活シーンに応じて使い分けることで、より快適な見え方につながります。

仕事中は遠近両用コンタクトレンズが活躍することも
仕事では、遠くを見るだけでなく、パソコン画面や書類、スマートフォンなど、さまざまな距離に視線を移す機会があります。
例えば、
- 会議でプロジェクターを見る
- パソコンで資料を作成する
- 手元の書類に記入する
- お客様の顔を見る
といった場面では、遠近両用コンタクトレンズが役立つことがあります。
また、営業職や接客業では、老眼鏡の掛け外しを減らせることが利点になる場合もあります。
ただし、パソコン作業が長時間続く方では、目の疲れを軽減するために、用途に応じたメガネを併用することも選択肢の一つです。
自宅ではメガネで目を休ませるという考え方も
帰宅後や休日には、コンタクトレンズを外してメガネで過ごす方も多くいます。
コンタクトレンズは角膜に直接装用するため、長時間装用すると乾燥や疲れを感じることがあります。
そのため、
- 自宅ではメガネで過ごす
- 夜は早めにコンタクトレンズを外す
- 休日はメガネ中心にする
といった使い方を取り入れることで、目への負担を軽減しやすくなります。
特にドライアイがある方や、長時間装用する方は、メガネを上手に活用することも大切です。
読書や細かい作業では専用メガネが役立つことも
遠近両用コンタクトレンズは、日常生活全体の見え方をサポートすることを目的としています。
一方で、
- 長時間の読書
- 編み物
- 手芸
- 模型製作
- 精密な作業
など、近くを集中して見る場面では、必要に応じて読書用メガネや近用メガネを併用する方もいます。
「遠近両用コンタクトレンズを使っているのに老眼鏡を使うの?」と思われるかもしれませんが、これは珍しいことではありません。
作業内容に応じて使い分けることで、目の負担を軽減できる場合があります。
運転では見え方を優先しましょう
車を運転する機会が多い方は、遠くの見え方が特に重要です。
昼間だけでなく、夜間運転では標識や歩行者、対向車のライトなどを安全に確認できることが求められます。
運転が多い方は、眼科でそのことを伝え、実際の見え方を確認しながらレンズを選びましょう。
必要に応じて、運転用メガネを併用することを提案される場合もあります。
旅行やレジャーではワンデータイプも便利
旅行や出張では、荷物をできるだけ減らしたいと考える方も多いでしょう。
そのような場合は、ワンデータイプの遠近両用コンタクトレンズが便利な選択肢になることがあります。
使用後はそのまま廃棄できるため、
- ケア用品を持ち歩く必要がない
- レンズケースが不要
- 衛生的に使用しやすい
というメリットがあります。
旅行の頻度や宿泊日数に応じて、眼科で相談してみるのもよいでしょう。
ライフスタイル別おすすめの使い分け
| シーン | おすすめの使い方 |
|---|---|
| 仕事 | 遠近両用コンタクトレンズを中心に使用し、必要に応じてパソコン用メガネを検討 |
| 自宅 | メガネで目を休ませる時間をつくる |
| 読書・趣味 | 必要に応じて読書用メガネや近用メガネを併用 |
| 車の運転 | 遠くの見え方を優先し、必要に応じて運転用メガネを検討 |
| スポーツ | 視野の広さや動きやすさからコンタクトレンズが選ばれることが多い |
| 旅行・出張 | ワンデータイプを選ぶと管理がしやすい場合がある |
コンタクトレンズだけに頼らないことも大切です
「遠近両用コンタクトレンズを使えば、すべての場面で完璧に見えるようになる」と期待される方もいますが、見え方には個人差があります。
生活スタイルや作業内容によっては、メガネを併用した方が快適に過ごせる場合もあります。
例えば、
- 日中は遠近両用コンタクトレンズ
- 夜はメガネ
- 長時間の読書では近用メガネ
- パソコン作業では専用メガネ
といったように、目的に応じて使い分けることで、目への負担を軽減しながら快適な見え方を維持しやすくなります。
自分に合った使い方は眼科で相談しましょう
遠近両用コンタクトレンズとメガネは、どちらか一方を選ぶものではなく、それぞれの特長を活かして組み合わせることができます。
「仕事ではコンタクトレンズが便利」「自宅ではメガネの方が楽」「趣味では近用メガネを使いたい」など、一人ひとりの生活スタイルに合わせて選ぶことが、満足度の高い視力矯正につながります。
眼科では、目の状態だけでなく、仕事や趣味、運転の有無なども考慮しながら、適した見え方を一緒に検討します。
「どのように使い分ければよいかわからない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

コンタクトレンズ用語集|眼科でよく聞く言葉をわかりやすく解説
初めて遠近両用コンタクトレンズを作る方にもわかりやすい用語集です
眼科で遠近両用コンタクトレンズの相談をすると、「加入度数」「BC」「DIA」など、普段あまり聞き慣れない言葉が出てくることがあります。
専門用語が多いと、「説明を受けたけれどよく分からなかった」と感じる方も少なくありません。
ここでは、遠近両用コンタクトレンズを検討している方が知っておきたい基本的な用語を、できるだけわかりやすくご紹介します。
加入度数(ADD)
加入度数(ADD:Addition)とは、近くを見るために追加される度数のことです。
遠近両用コンタクトレンズでは、遠くを見るための度数に加えて、手元を見るための度数が組み込まれています。
この「近くを見るための補助の度数」が加入度数です。
一般的には、
- 老眼の初期では低めの加入度数
- 老眼の進行に合わせて徐々に加入度数を調整
という流れになります。
加入度数が強すぎても弱すぎても見え方に影響するため、眼科で実際に装用しながら調整することが大切です。
ベースカーブ(BC)
BC(Base Curve)とは、コンタクトレンズのカーブ(曲がり具合)を表す数値です。
角膜のカーブには個人差があり、BCが目に合っていないと、
- レンズがずれやすい
- 動きすぎる
- 締め付けられるような違和感がある
- 見え方が安定しない
などの原因になることがあります。
「BCが近いから大丈夫」と自己判断するのではなく、眼科でフィッティングを確認することが大切です。
DIA(レンズ直径)
DIA(Diameter)は、コンタクトレンズの直径を表します。
レンズの大きさによって装用感やフィット感が変わることがあります。
ただし、DIAだけで装用感が決まるわけではなく、BCやレンズ素材、設計なども影響します。
そのため、数値だけを見て選ぶのではなく、眼科で総合的に判断してもらうことが重要です。
PWR(度数)
PWR(Power)は、コンタクトレンズの度数を表します。
近視の場合は「−(マイナス)」、遠視の場合は「+(プラス)」で表示されます。
遠近両用コンタクトレンズでは、
- 遠くを見るための度数
- 加入度数
を組み合わせて見え方を調整します。
以前と同じ度数だから安心とは限らず、老眼の進行に合わせて見直しが必要になることがあります。
乱視(CYL・AXIS)
乱視とは、角膜や水晶体の形状によって光の焦点が一つに集まりにくくなる状態です。
乱視があると、
- 文字が二重に見える
- にじんで見える
- 夜間に見えにくい
と感じることがあります。
現在では、乱視に対応した遠近両用コンタクトレンズもあります。
乱視の程度によって選べるレンズが異なるため、眼科で相談しましょう。
フィッティング
フィッティングとは、コンタクトレンズが目に適切に合っているかを確認することです。
眼科では、
- レンズが動きすぎていないか
- 締め付けが強すぎないか
- 黒目の中心に位置しているか
- 瞬きをしたときの動き
などを確認します。
遠近両用コンタクトレンズは、見え方だけでなくフィッティングも快適さに大きく影響します。
酸素透過率(Dk/t)
酸素透過率(Dk/t)とは、レンズを通して角膜へ酸素が届きやすいかを示す指標です。
角膜には血管がないため、空気中の酸素を涙やコンタクトレンズを通して取り込んでいます。
酸素透過率が高いレンズは、角膜へ酸素が届きやすい設計になっています。
ただし、数値だけで良し悪しを判断するのではなく、目の状態や装用時間も考慮することが大切です。
シリコーンハイドロゲル
シリコーンハイドロゲルは、酸素を通しやすい素材を採用したソフトコンタクトレンズの一種です。
従来の素材と比べて酸素透過性が高いものが多く、現在では多くのコンタクトレンズで採用されています。
一方で、装用感には個人差があり、すべての方に最適というわけではありません。
素材選びについても、眼科で相談すると安心です。
ワンデータイプ
ワンデータイプは、1日使い捨てのコンタクトレンズです。
毎日新しいレンズを使用するため、
- レンズケアが不要
- 衛生的に使いやすい
- 旅行や出張にも便利
という特徴があります。
初めてコンタクトレンズを使う方や、衛生面を重視したい方に選ばれることがあります。
2週間交換タイプ(2week)
2週間交換タイプは、一定期間同じレンズを使用し、毎日の洗浄・消毒を行うタイプです。
ワンデータイプと比べると、レンズケアが必要ですが、ライフスタイルによっては選択肢となります。
正しいケア方法を守ることが、目の健康を保つために重要です。
遠近両用コンタクトレンズ
遠近両用コンタクトレンズは、一枚のレンズの中に複数の度数を組み合わせることで、遠くから近くまで見えやすくすることを目的としたコンタクトレンズです。
老眼を自覚し始めた方や、老眼鏡の掛け外しを減らしたい方などに選択肢の一つとなります。
見え方には個人差があるため、試し装用を行いながら、自分に合ったレンズを選ぶことが大切です。
単焦点コンタクトレンズ
単焦点コンタクトレンズは、一つの距離にピントを合わせるコンタクトレンズです。
近視用であれば遠くが見えるように、遠視用であれば近くが見えやすいように調整されます。
40代以降は、遠くはよく見えても近くが見えにくくなることがあり、そのタイミングで遠近両用コンタクトレンズへの切り替えを検討する方も少なくありません。
ドライアイ
ドライアイとは、涙の量や質のバランスが崩れ、目の表面が乾きやすくなる状態です。
コンタクトレンズを使用していると、
- レンズが乾く
- 夕方になると見えにくい
- ゴロゴロする
などの症状が現れることがあります。
ドライアイがある場合でも、目の状態に応じてコンタクトレンズを使用できることがありますので、気になる症状があれば眼科で相談しましょう。
用語を理解すると、自分に合ったレンズ選びがしやすくなります
遠近両用コンタクトレンズには専門用語が多くありますが、一つひとつの意味を知ることで、診察時の説明が理解しやすくなります。
「BCやDIAは何の数字なのか」「加入度数とは何か」が分かるだけでも、レンズ選びへの不安は大きく減らせます。
わからない言葉があれば、そのままにせず、診察時に遠慮なく質問しましょう。
眼科では、患者さん一人ひとりの目の状態や生活スタイルに合わせて、適切なレンズ選びをサポートしています。

加入度数(ADD)が気になる方へ|40代・50代・60代で変わる老眼の進行
遠近両用コンタクトレンズの説明でよく出てくる「加入度数(ADD)」は、近くを見るために追加される度数のことです。
ただし、加入度数は一度決まれば変わらないものではありません。
老眼は年齢とともに少しずつ進行するため、40代・50代・60代では必要な加入度数が変化することがあります。
例えば、40代ではスマートフォンや新聞の文字が少し見えづらい程度でも、50代になると手元の作業全般で見えにくさを感じる方が増え、60代ではさらに近方視の補助が必要になる場合があります。
そのため、現在使用している遠近両用コンタクトレンズが以前と同じ度数でも、今の見え方に合わなくなっていることがあります。
「最近スマートフォンを少し離さないと読みにくい」「夕方になると細かい文字が見えづらい」と感じる方は、老眼の進行が影響している可能性があります。
加入度数は年齢だけで決まるものではなく、目の状態や生活スタイルに合わせて調整することが大切です。
詳しくは、「40代・50代・60代の老眼の進行と対策」の記事で、年代ごとの変化や適切な対策を詳しくご紹介しています。

フィッティングが大切な理由|快適な装用には見え方だけでなく「目との相性」も重要です
遠近両用コンタクトレンズでは、「度数が合っているか」だけでなく、**レンズが目に正しくフィットしているか(フィッティング)**も重要なポイントです。
フィッティングが適切でないと、
- レンズがずれやすい
- 視界が安定しない
- ゴロゴロする
- 乾燥しやすく感じる
などの原因になることがあります。
特に遠近両用コンタクトレンズは、レンズ内の遠方用・中間用・近方用の度数が適切な位置で機能することが大切なため、フィッティングが見え方にも影響します。
眼科では、試し装用後にレンズの動きや位置、瞬きしたときの状態などを確認しながら、必要に応じてレンズの種類やベースカーブ(BC)、度数などを調整します。
「以前使っていたレンズと同じBCだから大丈夫」と自己判断するのではなく、現在の目の状態に合っているかを確認することが重要です。
遠近両用コンタクトレンズは、数字だけではなく「実際に装用して合わせること」が快適な見え方への近道です。
検査から試し装用、処方までの詳しい流れは、**「眼科で処方されるまでの流れ」**の記事でご紹介しています。

ドライアイが気になる方へ「合わない」と感じる原因は乾燥かもしれません
「遠近両用コンタクトレンズにしたら見えにくい」「夕方になるとぼやける」と感じた場合、原因は加入度数だけとは限りません。
実は、ドライアイによって涙の膜が不安定になることも、見え方や装用感に大きく影響します。
涙は目の表面を滑らかに保ち、コンタクトレンズの見え方を安定させる役割があります。
そのため、涙の量や質が低下すると、
- レンズが乾きやすい
- 視界がぼやける
- ゴロゴロする
- 夕方になると見えづらくなる
といった症状が現れることがあります。
このような場合は、度数だけを変更しても改善しないことがあり、ドライアイの治療やレンズ素材の見直し、装用時間の調整などが必要になる場合があります。
「遠近両用コンタクトレンズが自分には合わない」と決めつける前に、まずは乾燥が原因ではないかを確認することが大切です。
見え方の違和感は、レンズではなく目の状態が関係しているケースも少なくありません。
遠近両用コンタクトレンズが合わないと感じる原因や改善方法については、「遠近両用コンタクトレンズが合わない原因と対処法」の記事で詳しく解説しています。

シリコーンハイドロゲルとは?素材選びとワンデー・2weekの違い
コンタクトレンズを選ぶ際には、「ワンデー」「2週間交換」といった交換サイクルだけでなく、レンズの素材にも違いがあります。
その中でも、多くのコンタクトレンズで採用されている素材の一つがシリコーンハイドロゲルです。
シリコーンハイドロゲル素材は、酸素を通しやすい特性を持つレンズが多く、現在ではワンデータイプ・2週間交換タイプのどちらにも採用されています。
ただし、「シリコーンハイドロゲル=すべての方に最適」というわけではありません。
目の状態や涙の量、装用時間、ライフスタイルによって、適した素材や交換サイクルは異なります。
例えば、
- 毎日新しいレンズを使用したい方
- レンズケアをできるだけ簡単にしたい方
- コストとのバランスを考えたい方
など、人によって重視するポイントはさまざまです。
そのため、「ワンデーだから安心」「2週間交換だから経済的」といった理由だけで選ぶのではなく、自分の生活スタイルや目の状態に合ったレンズを選ぶことが大切です。
素材・交換サイクル・装用時間を総合的に考えることで、より快適で安全なコンタクトレンズ生活につながります。
ワンデータイプと2週間交換タイプの特徴や選び方については、**「ワンデー・2weekの違い」**の記事で詳しくご紹介しています。

よくある質問(FAQ)
Q1. 遠近両用コンタクトレンズは何歳から使う人が多いですか?
年齢だけで決まるものではありませんが、一般的には40代前後から老眼を自覚し始める方が増えるため、この頃から遠近両用コンタクトレンズを検討するケースが多くなります。
「スマートフォンの文字が見えづらい」「パソコン作業で目が疲れる」と感じ始めたら、一度眼科で相談するとよいでしょう。
Q2. 初めてコンタクトレンズを使う40代でも遠近両用コンタクトレンズは使えますか?
はい、使用できる場合があります。
40代で初めてコンタクトレンズを始める方は珍しくありません。眼科では装用練習や取り外しの練習も行うため、初めての方でも安心して始められるようサポートを受けられます。
Q3. 遠近両用コンタクトレンズに慣れるまでどれくらいかかりますか?
個人差はありますが、数日から2週間程度で慣れる方が多く、中には1か月ほどかけて徐々に違和感が軽減する方もいます。
慣れるまでの間は、短時間から装用を始め、徐々に装用時間を延ばしていくことが推奨されます。
Q4. 遠近両用コンタクトレンズだけで老眼鏡は不要になりますか?
日常生活では老眼鏡を使う機会が減る方もいますが、細かい文字を長時間読む場合や精密な作業では、老眼鏡を併用した方が快適なこともあります。
ライフスタイルに合わせて使い分けることが大切です。
Q5. 遠近両用コンタクトレンズは運転にも使えますか?
運転時にも使用されている方は多くいます。
ただし、夜間運転では見え方に影響を感じる方もいるため、夜間運転が多い方は眼科で相談し、運転時の見え方を確認したうえでレンズを選ぶことが重要です。
Q6. 遠近両用コンタクトレンズは乱視があっても使えますか?
乱視の程度や種類によりますが、乱視用遠近両用コンタクトレンズが処方できる場合があります。
適応の有無は眼科での検査が必要です。
Q7. ドライアイでも使用できますか?
ドライアイの程度によります。
最近では乾燥に配慮した素材のレンズも増えていますが、症状が強い場合はドライアイの治療を優先した方がよいケースもあります。
まずは眼科で相談しましょう。
Q8. 遠近両用コンタクトレンズはネットで購入しても大丈夫ですか?
すでに眼科で処方を受け、自分に合ったレンズが決まっている場合は購入方法の選択肢の一つになります。
一方で、初めて使用する方や見え方に不安がある方は、自己判断で購入するのではなく、眼科で検査・処方を受けることをおすすめします。
Q9. 遠近両用コンタクトレンズは保険適用になりますか?
コンタクトレンズそのものは、一般的には保険適用外です。
ただし、診察や検査については内容によって健康保険が適用される場合があります。詳しくは受診する医療機関へご確認ください。
Q10. 毎日使わなくても大丈夫ですか?
はい。
週末だけスポーツをする方や、旅行のときだけ使用する方もいます。
使用頻度に合わせて、ワンデータイプなど適したレンズを選ぶと管理もしやすくなります。
Q11. 遠近両用コンタクトレンズはどれくらいの期間使えますか?
使用期間はレンズの種類によって異なります。
- ワンデー:1日ごとに交換
- 2週間交換:開封後2週間
- 1か月交換:開封後1か月
決められた交換時期を守ることが、目の健康を保つうえで大切です。
Q12. 遠近両用コンタクトレンズは白内障や緑内障でも使えますか?
目の病気の種類や進行状況によって異なります。
白内障や緑内障などの治療を受けている方は、自己判断せず、必ず眼科医に相談してください。
Q13. パソコン作業が多い仕事でも使えますか?
デスクワークをされている方にも処方されています。
ただし、画面との距離や作業時間によっては度数の調整やレンズの選択が重要になります。
Q14. 遠近両用コンタクトレンズはスポーツでも使えますか?
ゴルフ、ウォーキング、テニスなど、多くのスポーツで使用されています。
激しい接触を伴う競技では安全面も考慮し、必要に応じて眼科へ相談しましょう。
Q15. 老眼が進んだら買い替えが必要ですか?
老眼は加齢とともに変化するため、度数や加入度数の調整が必要になる場合があります。
「見えづらくなった」と感じたら、自己判断せず眼科で見え方を確認してもらいましょう。
Q16. 遠近両用コンタクトレンズは誰でも使えますか?
すべての方に適しているわけではありません。
目の状態や生活スタイルによっては、単焦点コンタクトレンズや遠近両用メガネなど、別の方法が適している場合もあります。
Q17. 遠近両用コンタクトレンズは高いですか?
レンズの種類やメーカー、交換サイクルによって費用は異なります。
価格だけでなく、装用感や見え方、ライフスタイルとの相性も含めて選ぶことが大切です。
Q18. 遠近両用コンタクトレンズと遠近両用メガネはどちらがおすすめですか?
どちらが優れているというよりも、生活スタイルによって適した選択肢は異なります。
仕事や外出ではコンタクトレンズ、自宅ではメガネというように使い分ける方も多くいます。
Q19. 定期検査はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
目の状態やレンズの種類によって異なりますが、一般的には3〜6か月ごとの定期検査が推奨されることが多くあります。
詳しい受診間隔は、眼科の指示に従ってください。
Q20. 遠近両用コンタクトレンズを選ぶときに一番大切なことは何ですか?
最も大切なのは、「人気」や「価格」だけで決めるのではなく、自分の目の状態やライフスタイルに合ったレンズを選ぶことです。
眼科で検査を受け、実際に試し装用を行いながら、自分に合った見え方を確認することが満足度の高いコンタクトレンズ選びにつながります。

遠近両用コンタクトレンズについて、もっと詳しく知りたい方へ
この記事では、遠近両用コンタクトレンズの基本的な選び方や特徴、眼科での処方の流れについてご紹介しました。
一方で、
- メーカーごとの違いを比較したい
- ワンデーと2週間交換タイプを詳しく知りたい
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※コンタクトレンズは高度管理医療機器です。購入や使用を検討する際は、定期的に眼科で検査を受け、ご自身の目の状態に合ったレンズを使用することが大切です。
