
1Day│ワンデーソフトコンタクトレンズの酸素透過率をランキングで比較
|目の負担を考えた安全な選び方の基準を解説【2026年版】
「毎日使うコンタクトだから、できるだけ目に負担の少ないものを選びたい」「酸素透過率が高い1dayはどれ?」「ランキング1位なら安全なの?」と気になっていませんか。
コンタクトレンズの比較でよく登場するのが「酸素透過率」です。数字が高いほど酸素を通しやすいため、目の健康を考えて商品を選ぶときに役立つ指標です。
しかし、酸素透過率だけを見て商品を購入するのはおすすめできません。
コンタクトレンズは目に直接装用する高度管理医療機器です。レンズのカーブや直径、素材、度数、涙の状態などによって、同じ商品でも合う人と合わない人がいます。PMDAも定期的な眼科検査の重要性を案内しています。
そこで、こちらの記事では、1Dayソフトコンタクト の酸素透過率ランキングが知りたい方に向けて、売れている人気の1日使い捨てソフトコンタクトをDk/t・Dk/Lの公表値が高い順に比較しました。
さらに「DkとDk/tの違い」「シリコーンハイドロゲルとは何か」「酸素透過率が高ければ絶対に安全なのか」「通販で買うときに何を確認すればよいのか」まで分かりやすく解説します。
安全性を意識しながら、自分に合う1dayコンタクトを眼科で相談するための参考にしてください。
※この記事では、一般的な近視・遠視用の1日使い捨てソフトコンタクトレンズを中心に比較しています。酸素透過性の数値はメーカー公表値を優先し、原則として-3.00D付近の代表値を掲載しています。メーカーによって「Dk/t」「Dk/L」と表記が異なる場合があります。
1dayソフトコンタクトは酸素透過率で選ぶべき?

酸素透過率が高いレンズを選ぶメリット
結論からいうと、1dayソフトコンタクトを選ぶとき、酸素透過率はぜひ確認しておきたい項目のひとつです。 なぜなら、コンタクトレンズを装用すると角膜の表面がレンズで覆われるため、裸眼のときと比べて角膜に届く酸素が少なくなるからです。
角膜には血管がありません。そのため、主に空気などから酸素を取り込んでいます。コンタクトレンズを装用する場合は、そのレンズを通過した酸素が角膜へ届くことになります。つまり、酸素を通しやすいレンズほど、装用中でも角膜へ酸素を届けやすいと考えられます。
たとえば、ワンデー アキュビュー オアシス MAXは、シリコーンハイドロゲル素材を採用し、Dk/tは121です。メーカーはレンズ中心部について、コンタクト装用時でも裸眼時の約98%の酸素流量率と説明しています。 また、デイリーズ トータルワンのDk/tは156と公表されており、一般的なハイドロゲル素材の1dayと比べても非常に高い値です。
ただし、「酸素透過率が高い=必ず目が疲れない」「数値が一番高い商品=誰にとっても一番安全」という意味ではありません。レンズのカーブや直径、素材の硬さ、涙の状態などとの相性も重要です。
したがって、酸素透過率ランキングは「より酸素を通しやすいレンズを探すための比較材料」として使い、最終的には眼科でフィッティングを確認して選ぶのがおすすめです。
そもそも角膜にはなぜ酸素が必要なのか
角膜に酸素が必要なのは、透明で正常な状態を保つためです。 角膜は、目の一番前にある透明な組織です。カメラでいうレンズのような役割を持ち、きれいな視界を保つためには健康な状態を維持する必要があります。
ところが、角膜には通常、血管がありません。皮膚などの組織では血液によって酸素が運ばれますが、角膜では主に涙を介しながら空気中の酸素を取り込んでいます。そのため、目の表面にコンタクトレンズを置けば、レンズが酸素の通り道になります。
PMDAが公開しているコンタクトレンズの安全情報でも、レンズをつけたまま眠る行為は角膜への酸素供給不足につながり、角膜上皮細胞の代謝不全や角膜上皮びらんなどの眼障害を起こすおそれがあると説明されています。
ここで重要なのは、「高酸素透過レンズなら寝てもよい」と考えないことです。たとえばワンデー アキュビュー オアシス MAXはDk/t 121ですが、メーカーは終日装用・1日使い捨ての製品としており、連続装用はできないため睡眠時には必ず外すよう注意しています。
つまり、酸素透過率の高いレンズを選ぶことは目の健康を考えるうえで役立ちますが、それ以上に「決められた装用方法を守ること」が重要です。数値と正しい使い方の両方を意識しましょう。
「Dk値」と「Dk/t」の違いをわかりやすく解説
商品同士を比較するなら、Dk値だけではなくDk/tを見るのがポイントです。 Dk値とDk/tは名前が似ていますが、意味が少し異なります。
Dk値は「レンズ素材そのものがどれくらい酸素を通しやすいか」を表す酸素透過係数です。一方、Dk/tは素材の酸素透過性に加えて、レンズの厚さ「t」を考慮した数値です。そのため、実際のコンタクトレンズとして酸素をどの程度通しやすいかを見る場合には、Dk/tのほうが比較しやすい指標になります。
具体例として、ワンデー アキュビュー オアシス MAXでは酸素透過係数Dkが103、-3.00Dにおける酸素透過率Dk/tが121と公式サイトに掲載されています。 マイデイではDkが80、Dk/tが100です。こちらも中心厚0.08mm、-3.00Dなどの条件とともにメーカーが公開しています。
なお、通販サイトなどではDk/tではなく「Dk/L」と書かれている場合があります。今回参考にしたLENSMODEではキエトワンデーリッチをDk/L 166、デイリーズ トータルワンを156として比較しています。 厚みで補正した酸素透過性を示す考え方として使われていますが、メーカーごとの測定条件にも注意が必要です。
したがって、ランキングを見るときは数字だけを拾うのではなく、「DkかDk/tか」「何度のレンズで測った値か」まで確認すると、より正確に比較できます。
酸素透過率が高ければ絶対に安全とは限らない
酸素透過率が高いレンズでも、使い方や目との相性が悪ければ眼障害につながる可能性があります。 ここは「安全なコンタクトを買いたい」と考えている人に特に知っておいてほしいポイントです。
たしかに高いDk/tは大きなメリットです。しかし、コンタクトレンズの安全性はひとつの数値だけでは判断できません。BC(ベースカーブ)が目に合っているか、レンズの動きが適切か、涙の量や状態に問題がないか、装用時間を守っているかなど、複数の条件が関係します。
PMDAは、コンタクトレンズ使用中に自覚症状がなくても眼障害が起こる場合があり、定期検査が必要だと説明しています。また、使い捨てコンタクトはデザインが限られているため、すべての人に同じようにフィットするとは限らないことも示しています。
たとえば、ネットのランキングでDk/tが最も高い商品を見つけても、そのレンズのBCや直径が自分の角膜に合わなければ、ずれや異物感、充血などにつながることがあります。反対に、ランキング順位が少し低くても、眼科で良好なフィッティングが確認された商品なら、その人にとって適切な選択肢になることがあります。
つまり、「酸素透過率ランキング=安全性ランキング」ではありません。酸素透過性は重要な判断材料のひとつとして活用し、眼科医による検査・処方と組み合わせて選びましょう。
まとめ:酸素透過率と目との相性をセットで考えよう
1dayソフトコンタクトは、酸素透過率と自分の目との相性をセットで考えることが大切です。 「とにかくDk/tが一番高いものを買えばよい」という選び方では十分ではありません。
今回調査した主要製品では、キエトワンデーリッチがメーカー実測値Dk/L 166、デイリーズ トータルワンがDk/t 156、アクアロックス ワンデー UV シンが134、ワンデー アキュビュー オアシス MAXが121、マイデイが100など、高酸素透過の1dayが複数販売されています。
このような数値を比較すると、自分が現在使っているレンズがどの程度酸素を通しやすいのかを知るきっかけになります。特に長時間装用することが多い人は、眼科で相談するときの情報として役立つでしょう。
一方で、BCやDIA、レンズ素材、含水率、度数範囲なども商品によって異なります。さらに、同じ商品でも乱視用や遠近両用では中心厚やDk/tが変わるケースがあります。
そのため、ランキングは「購入する商品を自動的に決める表」ではなく「眼科で相談する候補を見つける表」と考えるのがおすすめです。
酸素透過性が高く、なおかつ自分の目に適切にフィットするレンズを選び、装用時間と交換ルールを守る。この組み合わせが、安全性を考えた1dayコンタクト選びの基本になります。
【一覧表】1dayソフトコンタクトの酸素透過率ランキング
1dayソフトコンタクトをDk/tが高い順に比較
今回確認した主要な1dayソフトコンタクトの中では、キエトワンデーリッチ、デイリーズ トータルワン、アクアロックス ワンデー UV シンの順で酸素透過性の公表値が高くなっています。 ただし、メーカーによってDk/tまたはDk/Lと表記され、測定条件にも違いがあるため、厳密な安全性順位ではありません。
| 順位 | 商品名 | 酸素透過性の公表値 | 主な素材 | 含水率 | 参考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | キエトワンデーリッチ | Dk/L 166 | シリコーンハイドロゲル | 47% | メーカー実測値・-3.00D |
| 2位 | デイリーズ トータルワン | Dk/t 156 | シリコーンハイドロゲル | 33%(レンズコア) | メーカー公表値 |
| 3位 | アクアロックス ワンデー UV シン | Dk/t 134 | シリコーンハイドロゲル | 55% | メーカー公表値 |
| 4位タイ | ワンデー アキュビュー オアシス MAX | Dk/t 121 | シリコーンハイドロゲル | 38% | -3.00D |
| 4位タイ | ワンデー アキュビュー オアシス | Dk/t 121 | シリコーンハイドロゲル | 38% | -3.00D |
| 6位 | ワンデー アキュビュー トゥルーアイ | Dk/t 118 | シリコーンハイドロゲル | 46% | -3.00D |
| 7位タイ | マイデイ | Dk/t 100 | シリコーンハイドロゲル | 54% | -3.00D |
| 7位タイ | プレシジョン ワン(近視・遠視用) | Dk/t 100 | シリコーンハイドロゲル | 51%(コア) | メーカー公表値 |
キエトワンデーリッチはDk/L 166、中心厚0.08mm、含水率47%と公式サイトで公開されています。 デイリーズ トータルワンはDk/t 156です。 アクアロックス ワンデー UV シンは134、ワンデー アキュビュー オアシス MAXは121です。
また、眼科の比較資料でも、デイリーズ トータルワン156、プレシジョン ワン100、1day ACVオアシス121、アクアロックス ワンデー UV シン134という比較が掲載されています。
酸素透過率だけを見るなら上位商品が目立ちますが、次からはランキングの正しい読み方も確認していきましょう。
ランキングの基準と数値の見方
このランキングでは、できるだけ「レンズの厚みまで考慮した酸素透過性」を比較しています。 その理由は、素材自体の性能だけを示すDk値より、実際のレンズとしてどの程度酸素を通しやすいかを示すDk/tのほうが、商品比較に向いているからです。
たとえばキエトワンデーリッチは、Dk値133に対してDk/L値166と公表されています。中心厚は-3.00Dの場合0.08mmです。 一方、マイデイはDk値80、中心厚0.08mm、Dk/t 100です。 このように、DkとDk/tは同じ数字ではありません。
また、度数にも注意が必要です。マイナス度数のソフトコンタクトでは中心部分と周辺部分の厚さが異なり、度数が変わればレンズ形状も変わります。そのため、多くの商品では-3.00Dなど特定の度数を基準としてDk/tが表示されています。
今回の表も、できる限り近視・遠視用の通常タイプで代表的な数値を比較しています。乱視用はレンズを一定方向に安定させるため構造が異なり、同じブランドでも数値が変わることがあります。たとえばプレシジョン ワンの通常タイプはDk/t 100ですが、乱視用はメーカー公表値90です。
したがって、表の数字を見るときは「商品名」「レンズタイプ」「度数」「測定条件」まで確認するのが正しい見方です。
シリコーンハイドロゲルが上位に多い理由
酸素透過率ランキングの上位にシリコーンハイドロゲル素材が多いのは、素材そのものが酸素を通しやすいからです。 水分を通して酸素を運ぶ従来型ハイドロゲルとは異なり、シリコーン成分を利用して酸素を通しやすくできることが大きな特徴です。
今回のランキングを見ても、キエトワンデーリッチ、デイリーズ トータルワン、アクアロックス ワンデー UV シン、ワンデー アキュビュー オアシス MAX、マイデイ、プレシジョン ワンはいずれもシリコーンハイドロゲル系です。各メーカーが高酸素透過性を特徴のひとつとして紹介しています。
一方、従来型素材だから悪いというわけではありません。たとえばワンデー アキュビュー モイストはハイドロゲル素材でDk/t 33.3ですが、含水率は58%です。公式比較表でも、シリコーンハイドロゲルのオアシス MAXが121、オアシスが121、トゥルーアイが118、モイストが33.3とされています。
つまり、素材によって酸素の通し方が大きく異なるため、ランキング上位にはシリコーンハイドロゲルが集まりやすくなります。
長時間コンタクトを装用する生活をしている人や、現在のレンズの酸素透過性が気になっている人は、眼科でシリコーンハイドロゲルが適しているか相談する価値があります。
同じ商品でも度数によって数値が変わることがある
ランキングの数値は、すべての度数で完全に同じとは限りません。 ここを理解しておかないと、「自分が使う-8.00Dも表にあるDk/tとまったく同じ」と誤解してしまう可能性があります。
Dk/tの「t」はレンズの厚さです。コンタクトレンズは度数に合わせて形状や厚みが調整されています。そのため、素材自体のDk値が同じでも、レンズ厚が変わればDk/tも変化する可能性があります。
実際、ワンデー アキュビュー オアシス MAXの公式サイトでは、Dk/t 121について「-3.00Dの場合」と測定条件が明記されています。中心厚も-3.00Dで0.085mmです。 マイデイも中心厚0.08mmが-3.00Dの場合として示され、Dk/t 100が掲載されています。 キエトワンデーリッチもDk/L 166について-3.00Dの場合の実測値としています。
つまり、ランキングは主に「代表度数における製品スペックの比較」と考えるとわかりやすいでしょう。
特に強度近視や遠視の人、乱視用・遠近両用を使う人は、単純なランキング値だけで商品を決めないことが大切です。眼科では度数だけでなく角膜形状やレンズの動きなども確認できるため、自分が実際に使う規格に合ったレンズを相談しましょう。
ランキングだけで購入商品を決めないほうがよい理由
酸素透過率ランキングは便利ですが、順位だけを見て購入商品を決めるのはおすすめできません。 コンタクトレンズは家電のように「スペックが高いほど誰にとっても上位互換」とはいえない医療機器だからです。
たとえば1位のキエトワンデーリッチはBC8.8mm、DIA14.1mmです。 2位のデイリーズ トータルワンは製品設計が異なり、アクアロックス ワンデー UV シンはBC8.6mm、アキュビュー オアシス MAXはBC8.5mmと9.0mmがあります。 同じ「1dayソフトコンタクト」でもサイズや設計はかなり違います。
BCの数字だけでフィットが決まるわけでもありません。素材の柔らかさや直径、レンズデザイン、角膜形状などが組み合わさって実際の動きが決まります。
PMDAも、コンタクトレンズ使用者は自覚症状がなくても定期検査を受け、レンズの状態やフィッティング、目の状態をチェックすることが重要だとしています。
したがってランキングは「どんな高酸素透過レンズがあるのか」を知る入口として利用しましょう。その後、眼科で候補を相談し、実際の見え方や装用感、フィッティングを確認してから継続使用するのが、安全性を重視した選び方です。
酸素透過率が高い1dayソフトコンタクト上位5商品
1位:キエトワンデーリッチ|Dk/L 166
今回調査した一般的な1day近視用ソフトコンタクトの中で、公表されている酸素透過性の数値が最も高かったのがキエトワンデーリッチです。 メーカー公式サイトでは、Dk値133、Dk/L値166とされています。いずれもメーカー実測値で、Dk/L 166は-3.00Dの場合です。
素材にはシリコーンハイドロゲルが使われ、含水率は47%、中心厚は-3.00Dで0.08mm、BCは8.8mm、DIAは14.1mmです。また、UV-A約84%、UV-B約96%の紫外線カット率も公表されています。
酸素透過性だけを基準に考えると非常に魅力的なスペックです。比較対象として、デイリーズ トータルワンは156、アクアロックス ワンデー UV シンは134なので、公開値ではさらに上回っています。
ただし、Dk/L 166だから誰にでも一番よいという意味ではありません。BCが8.8mmのみであることや、度数範囲なども確認する必要があります。メーカー自身も、コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、眼科医の検査・処方を受けて自分の目に合う製品を購入するよう案内しています。
高酸素透過を第一候補にしたい人は、眼科で「キエトワンデーリッチが自分の目に合うか」を確認してから選ぶのが安心です。
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2位:デイリーズ トータルワン|Dk/t 156
高い酸素透過性に加え、レンズ表面の設計にも注目したいのがデイリーズ トータルワンです。 日本アルコンの公式情報では、酸素透過率Dk/tは156×10^-9とされています。シリコーンハイドロゲル素材を使用した1日使い捨てレンズです。
特徴的なのは、レンズ内部と表面で水分量が異なる「水分勾配」の設計です。レンズコアの含水率は33%で、表面側は非常に高い含水状態になるよう設計されています。単純に「含水率33%だから水分が少ないレンズ」と判断できない点が特徴です。
酸素透過率156は、今回比較した1dayの中でもトップクラスです。ケイツーコンタクト有田店の比較資料でも、デイリーズ トータルワン156、アクアロックス ワンデー UV シン134、1day ACVオアシス121、プレシジョン ワン100とされています。
ただし、快適性には個人差があります。価格も商品選びの要素になりますが、毎日長時間使う人ほど「価格だけで安いレンズを選ぶ」のではなく、自分の目に適合するかを優先したほうがよいでしょう。
酸素透過性が高く、表面のうるおい設計にもこだわった1dayを検討したい人にとって、眼科で相談する価値のある代表的な製品です。
3位:アクアロックス ワンデー UV シン|Dk/t 134
酸素透過性と含水率、薄型設計などをバランスよく比較したい人は、アクアロックス ワンデー UV シンにも注目です。 ボシュロム公式サイトではDk/t 134とされており、シリコーンハイドロゲルを使用した1dayレンズです。
含水率は55%で、従来の低含水シリコーンハイドロゲルとは少し違った設計です。メーカーは、保湿成分と親水性成分PVPを利用した素材技術や、レンズエッジを薄くした設計を特徴として紹介しています。また、UV-B波を95%カットするとしています。
酸素透過率134という値は、デイリーズ トータルワン156より低い一方、アキュビュー オアシス MAXの121より高く、今回の比較では3位に位置します。眼科の比較資料でも同じ134という値が確認できます。
一方、含水率55%という数字だけを見て「乾きにくい」と決めることはできません。目の乾燥感には涙液、まばたき、パソコン作業、空調、装用時間などさまざまな条件が影響します。
そのため、酸素透過性が高く、比較的高含水のシリコーンハイドロゲル1dayを検討したい人は、アクアロックス ワンデー UV シンを候補にし、眼科で実際のフィットと装用感を確認するとよいでしょう。
4位:ワンデー アキュビュー オアシス MAX|Dk/t 121
酸素透過性だけでなく、UVカットやレンズ表面のなめらかさなども重視するなら、ワンデー アキュビュー オアシス MAXは比較しやすい製品です。 メーカー公表のDk/tは121、Dk値は103、含水率は38%です。
素材はsenofilcon Aというシリコーンハイドロゲルで、中心厚は-3.00Dの場合0.085mm。BCは8.5mmと9.0mmが用意されています。さらにメーカー公表値では、UV-B波99.9%以上、UV-A波99.7%以上をカットします。ただしメーカー自身も、UVカットコンタクトはUV吸収サングラスなどの代わりにはならないと注意しています。
酸素については、メーカーがレンズ中心部における酸素流量率を裸眼時の約98%と説明しています。 ただし、これはDk/tとまったく同じ指標ではないため、「98%だから他商品のDk/tより上」という比較はできません。
また、同じアキュビューシリーズのワンデー アキュビュー オアシスもDk/t 121です。MAXはHEVフィルターなど別の特徴が加えられています。
高い酸素透過性に加えてUV機能なども比較したい人は、眼科で通常のオアシスとの違いも含めて相談すると選びやすくなります。
5位:ワンデー アキュビュー オアシス|Dk/t 121
酸素透過率121の1dayとして長く比較候補になっているのが、ワンデー アキュビュー オアシスです。 公式比較情報では、シリコーンハイドロゲル素材、含水率38%、Dk/t 121とされています。
今回の順位では同じ121のオアシス MAXと同率ですが、商品そのものは別です。MAXには涙液の安定を意識した技術やHEVフィルターなどが採用されているため、単純に「酸素透過率が同じだから同じレンズ」と考えてはいけません。
また、アキュビューの公式比較表では、オアシス121、トゥルーアイ118、モイスト33.3となっており、同じブランドでも素材によって酸素透過性に大きな差があります。 そのため、現在モイストなど従来素材のレンズを使っていて酸素透過性が気になっている人は、眼科でシリコーンハイドロゲルへの変更について相談する選択肢があります。
ただし、現在のレンズで問題がない人が自己判断で変更すれば必ず快適になるとは限りません。素材が変われば硬さやフィッティングも変わります。
つまりオアシスは、高酸素透過1dayの代表候補のひとつですが、数値だけで決めるのではなく、実際に眼科でフィットを確認して選ぶことが重要です。
酸素透過率ランキング上位のレンズを徹底比較

高酸素透過レンズを選ぶならシリコーンハイドロゲルが有力
高い酸素透過性を重視するならシリコーンハイドロゲルは有力な選択肢です。 今回ランキング上位に入った製品のほとんどがこの素材を採用しています。
理由は、従来型ハイドロゲルとは酸素を通す仕組みが異なるからです。従来型では水分が酸素を運ぶ役割を担うため、酸素透過性を上げるには含水率の影響を受けやすい傾向があります。一方、シリコーンハイドロゲルはシリコーン部分を通じて酸素を通しやすくできるため、高いDk/tを実現しやすくなっています。
具体的には、キエトワンデーリッチ166、デイリーズ トータルワン156、アクアロックス ワンデー UV シン134、ワンデー アキュビュー オアシス MAX121、マイデイ100と、いずれもシリコーンハイドロゲル系です。
対して、従来型ハイドロゲルのワンデー アキュビュー モイストはDk/t 33.3です。 数字だけを比較すると差は大きいことがわかります。
ただし、シリコーンハイドロゲルならすべて同じ装用感になるわけではありません。含水率や表面処理、弾性率、BC、DIAが異なるからです。
したがって、「酸素透過率を高くしたい→シリコーンハイドロゲルから候補を探す→眼科で自分に合う商品を絞る」という順番がおすすめです。
デイリーズ トータルワンが高い酸素透過性を持つ理由
デイリーズ トータルワンの大きな特徴は、高酸素透過性を持つシリコーンハイドロゲルと、独自の表面設計を組み合わせている点です。 Dk/tは156で、今回の主要製品比較でも非常に高い位置にあります。
高い酸素透過性の中心になるのはシリコーンハイドロゲル素材です。それに加えて、このレンズは中心部と表面付近で水分量が異なる構造を持っています。レンズコアの含水率は33%ですが、表面は非常に高い含水状態になるよう設計されています。
たとえば「低含水=つけ心地が悪そう」と考えている人もいるかもしれません。しかし、トータルワンの場合、単一の含水率だけを見て特徴を判断するのは適切ではありません。内部には高酸素透過性を確保しやすい素材を使いながら、目やまぶたと触れる表面の状態にも配慮した設計だからです。
一方で、どんな高機能レンズでも装用感には個人差があります。眼科で試した結果、ほかのレンズのほうが動きや安定性に優れているケースもあり得ます。
したがって、トータルワンは「Dk/tが非常に高い1dayを試してみたい」という人にとって有力候補ですが、高スペックだから自動的に最適なのではありません。眼科で装用状態を確認したうえで判断しましょう。
アクアロックス ワンデー UV シンの特徴と向いている人
アクアロックス ワンデー UV シンは、高酸素透過性と比較的高い含水率を両立したシリコーンハイドロゲルを探している人が比較しやすいレンズです。 メーカー公表のDk/tは134、含水率は55%です。
特徴は、酸素透過性だけではありません。ボシュロムは保湿成分などを利用した素材技術に加え、レンズエッジをスリム化した薄型設計、UV-B波95%カット機能なども紹介しています。
たとえば、「現在使っているレンズの酸素透過性を上げたいが、低含水のレンズだけに絞りたくない」という人にとっては比較候補になります。Dk/t 134はオアシス MAXの121やマイデイの100を上回る一方、含水率は55%です。
ただし、高含水だから乾燥感が少ないとは限りません。涙の量や質、まばたきの回数、室内環境によって感じ方は変化します。
また、BCは8.6mmなので、その数字だけで自分に合う・合わないを判断するのではなく、実際のフィッティング確認が必要です。
結論として、酸素・含水率・UV機能・薄型設計をまとめて比較したい人には候補になりやすい商品です。特に初めて別素材へ変更する場合は、眼科で試してから購入しましょう。
アキュビュー系1dayレンズの特徴と選び方
アキュビューの1dayを酸素透過率で選ぶなら、まず素材の違いに注目するとわかりやすくなります。 同じブランドでも、シリコーンハイドロゲルと従来型ハイドロゲルではDk/tに大きな差があるからです。
公式比較では、ワンデー アキュビュー オアシス MAXが121、ワンデー アキュビュー オアシスが121、ワンデー アキュビュー トゥルーアイが118、ワンデー アキュビュー モイストが33.3です。前3商品はシリコーンハイドロゲル、モイストはハイドロゲルです。
そのため、「アキュビューなら全部同じくらい酸素を通す」と考えないようにしましょう。酸素透過性を最優先するならオアシス MAXやオアシスなどが候補になります。一方、MAXには短波長光を低減するフィルターなど独自の特徴があります。ただし、その臨床的意義についてメーカーは現時点で明らかではないとしています。
また、UVカット率などにも違いがあります。とはいえ、UVカットコンタクトだけで目全体への紫外線対策が完結するわけではないため、必要に応じて帽子やサングラスも組み合わせる必要があります。
結論として、ブランド名だけで選ぶのではなく、Dk/t・素材・BC・UV機能などを比較し、眼科で自分に合うシリーズを選びましょう。
マイデイ・プレシジョン ワンなどDk/t 100クラスも比較
Dk/tが100前後の1dayも、高酸素透過レンズとして十分比較候補になります。 ランキング1位の166だけを見ると100が低く感じるかもしれませんが、従来型ハイドロゲル製品と比べると大きな差があります。
マイデイはDk/t 100、Dk値80、含水率54%、中心厚0.08mmです。クーパービジョンは独自のアクアフォーム技術を採用したシリコーンハイドロゲルとして紹介しています。
プレシジョン ワンの近視・遠視用も酸素透過率100で、日本アルコンはシリコーンハイドロゲルのverofilcon Aを採用した製品として紹介しています。 一方、同じプレシジョン ワンでも乱視用はDk/t 90なので、レンズタイプによって数字が違う点には注意が必要です。
比較対象としてワンデー アキュビュー モイストは33.3です。 そのため、Dk/t 100でも酸素透過性を重視したレンズ選びでは十分高いグループだと理解できます。
つまり、1位と7位の差だけで商品を切り捨てないことが大切です。Dk/t 100以上の候補の中から、フィッティング・見え方・装用感・価格なども含めて自分に合うものを探しましょう。
酸素透過率だけでは決められない1dayコンタクトの選び方

ベースカーブ(BC)が目に合っているか確認する
酸素透過率と同じくらい確認したいのが、レンズが自分の目に適切にフィットするかどうかです。 商品ページにあるBCはその判断材料のひとつですが、BCの数字だけで自己判断するのはおすすめできません。
BCとは、簡単にいえばレンズ内面のカーブを示す数値です。たとえばキエトワンデーリッチは8.8mm、アクアロックス ワンデー UV シンは8.6mm、ワンデー アキュビュー オアシス MAXには8.5mmと9.0mmがあります。
「今8.6だから次も8.6なら合う」と考えがちですが、実際のフィットはBCだけでなくDIA、素材、レンズの硬さ、デザインなどにも左右されます。同じBCでも商品が変われば装用状態が変わる可能性があります。
PMDAも、コンタクトレンズ使用中の定期検査ではレンズの状態だけでなく、フィッティングと眼の状態をチェックすることが重要だとしています。
レンズが適切に動かなかったり、大きくずれたりすれば、酸素透過率が高い商品でも快適に使えるとは限りません。
したがってBCは「自分でサイズを確定する数字」ではなく、眼科でのフィッティング判断に使われる情報のひとつと考えましょう。特に別ブランドに変更するときは、眼科で実際の装用状態をチェックすることが大切です。
含水率は高ければ高いほどよいわけではない
コンタクトレンズの含水率は、高ければ高いほど優秀というものではありません。 「水分が多い=絶対にうるおう」と思われがちですが、実際には素材や表面処理、涙の状態なども関係します。
たとえば今回の上位レンズでは、デイリーズ トータルワンのレンズコアは33%、オアシス MAXは38%、キエトワンデーリッチ47%、マイデイ54%、アクアロックス ワンデー UV シン55%です。
これを見ると、酸素透過率156のトータルワンより、Dk/t 134のアクアロックスのほうが含水率は高くなっています。つまり「含水率が高いほど酸素透過率も高い」という単純な関係ではありません。特にシリコーンハイドロゲルは、水分だけに頼らず酸素を通しやすい素材だからです。
また、トータルワンはレンズコアと表面で水分量が異なる特殊な構造なので、パッケージ上の含水率だけでは装用感を判断できません。
乾燥感が気になる場合も、含水率だけで選ぶのではなく、涙の状態や装用時間、表面の濡れやすさなどを含めて考える必要があります。
結論として、含水率は重要な比較項目ですが「数字が最大の商品を選ぶ」のではなく、酸素透過性や素材、眼科での装用評価と合わせて判断しましょう。
レンズの柔らかさや厚みも装用感に影響する
1dayコンタクトの装用感を比べるときは、酸素透過率だけでなくレンズの厚みや柔らかさも確認しましょう。 同じシリコーンハイドロゲルでも、商品ごとに素材の性質が違うためです。
たとえばマイデイは、-3.00Dで中心厚0.08mm、弾性率0.4MPaとメーカーが公表しています。クーパービジョンは、自社の1dayシリコーンレンズの中で柔らかさを特徴として説明しています。 ワンデー アキュビュー オアシス MAXの中心厚は-3.00Dで0.085mmです。
キエトワンデーリッチも中心厚0.08mm、アクアロックス ワンデー UV シンも薄型レンズデザインを特徴としています。
ただし、薄ければ必ず快適というわけではありません。適度な形状保持性があるほうが着脱しやすい人もいます。また、まぶたとレンズエッジの関係でも感じ方が変わります。
初めてコンタクトを使う人の場合、「柔らかすぎて指の上で形が崩れ、つけにくい」と感じることもあります。そのため、装用感と取り扱いやすさの両方を見る必要があります。
結論として、スペック表ではDk/tだけでなく中心厚や素材も確認し、可能であれば眼科で実際に装着して扱いやすさまで確かめるのがおすすめです。
UVカットやうるおい機能も比較する
酸素透過率が近い商品で迷ったら、UVカットや表面のうるおい設計などを比較すると候補を絞りやすくなります。 現在の1dayレンズには、酸素透過性以外にもさまざまな機能が加えられているからです。
たとえばワンデー アキュビュー オアシス MAXはメーカー公表値でUV-Bを99.9%以上、UV-Aを99.7%以上カットします。 キエトワンデーリッチはUV-A約84%、UV-B約96%、マイデイはUVA85%、UVB96%の吸収率が公表されています。 アクアロックス ワンデー UV シンはUV-B波95%カットとされています。
ただし、コンタクトレンズが覆えるのは角膜を中心とした範囲です。アキュビューのメーカーもUV吸収コンタクトはUV吸収サングラスなどの代わりにはならないと案内しています。
また、各社が「うるおい」を特徴としていても、技術や評価方法は同じではありません。そのため広告表現だけで横並びに比較するのは難しいところです。
結論として、まず酸素透過性と目への適合を優先し、その条件を満たす候補が複数ある場合にUV機能や表面設計を比較しましょう。屋外活動が多い、PC作業が多いなど、自分の生活に合う機能を選ぶことが大切です。
長時間使う人ほど眼科でフィッティングを確認する
朝から夜までコンタクトを使うことが多い人ほど、自己判断で商品を選ばず眼科で確認することが重要です。 装用時間が長くなるほど、わずかなフィッティングの違いや乾燥が気になりやすくなるからです。
高酸素透過レンズなら長時間でも無制限に装用してよいわけではありません。ワンデー アキュビュー オアシス MAXをはじめ、1day製品では眼科医から指示された装用時間を守ることが求められています。メーカーは就寝時にはレンズを外すことも明記しています。 キエトワンデーリッチも終日装用タイプで、連続装用不可、就寝時には必ず外すよう案内しています。
PMDAも、装用したままの睡眠が角膜への酸素供給不足につながるとして注意を促しています。
特にパソコン作業では画面に集中することでまばたきの状態が変わり、夕方に不快感が出る人もいます。この場合、単純にDk/tだけを上げれば解決するとは限りません。
結論として、長時間使う人こそ「高酸素透過だから大丈夫」と考えず、装用時間も含めて眼科医に相談してください。必要に応じてメガネと併用し、目を休ませる時間を作ることも大切です。
シリコーンハイドロゲルと従来素材は何が違う?

シリコーンハイドロゲルが酸素を通しやすい仕組み
シリコーンハイドロゲルが高酸素透過レンズの中心になっている理由は、素材中のシリコーンが酸素を通しやすい性質を持つためです。 従来型のソフトコンタクトとは、酸素を角膜へ届ける仕組みに違いがあります。
従来型ハイドロゲルでは、レンズが含む水分を通して酸素が移動します。そのため、酸素透過性と含水率が密接に関係しやすい特徴があります。一方、シリコーンハイドロゲルではシリコーン成分そのものが酸素を通しやすいため、含水率だけを大きく上げなくても高い酸素透過性を実現できます。
実際に、含水率38%のワンデー アキュビュー オアシス MAXはDk/t 121です。 一方、含水率58%のハイドロゲル素材であるワンデー アキュビュー モイストはDk/t 33.3です。 この例からも「含水率が高い=酸素透過率が高い」ではないことがわかります。
また、マイデイではシリコーンチェーンを利用した素材構造についてメーカーが説明しており、Dk/tは100です。
つまり、高いDk/tを希望するならシリコーンハイドロゲルは非常に有力です。ただし、素材の特徴だけでなく実際の装用状態まで確認して選びましょう。
従来のハイドロゲルとの酸素透過性の違い
酸素透過性という一点で比較すると、一般にシリコーンハイドロゲルは従来型ハイドロゲルより高い数値を実現しやすい素材です。 実際の商品スペックを比較すると違いがわかりやすくなります。
アキュビュー公式の近視・遠視用比較では、シリコーンハイドロゲルのオアシス MAXがDk/t 121、オアシス121、トゥルーアイ118です。一方、ハイドロゲルのモイストは33.3となっています。
眼科の1day比較資料でも、シリコーンハイドロゲル系のデイリーズ トータルワン156、アクアロックス ワンデー UV シン134、1day ACVオアシス121、プレシジョン ワン100に対し、従来素材の製品は33.3や42前後など、より低い数値が掲載されています。
この差があるため、「コンタクトを長く使うので角膜への酸素供給が気になる」という人がシリコーンハイドロゲルを検討する意味はあります。
とはいえ、従来素材が危険という意味ではありません。承認された製品を適切なフィッティングと装用方法で使用することが基本です。
つまり素材比較では、酸素透過性だけならシリコーンハイドロゲルが有利になりやすいものの、最終的な選択では目との相性を含めて考える必要があります。
シリコーンハイドロゲルにもデメリットはある
シリコーンハイドロゲルは高酸素透過というメリットがありますが、すべての人に同じように快適とは限りません。 「新しい素材だから必ず上位互換」と考えないことが重要です。
シリコーンハイドロゲルの商品同士でも、含水率や柔らかさ、表面処理、レンズの厚さは違います。たとえばマイデイは弾性率0.4MPaとメーカーが公表しています。 一方、別の商品では異なる素材と設計が使われています。
そのため、従来型ハイドロゲルから変更したときに「少し硬く感じる」「レンズの存在感が気になる」という人がいる一方、逆に扱いやすいと感じる人もいます。装用感は個人差が大きい部分です。
また、高酸素透過だからといって、乾燥や異物感、アレルギーなどすべての問題を防げるわけではありません。目の不快感には涙液の状態やレンズ表面、装用時間なども影響します。
PMDAも、コンタクトレンズ使用中にはフィッティングや眼の状態を定期的に確認することを重要としています。
結論として、シリコーンハイドロゲルは「酸素を通しやすい優れた選択肢」ですが、「万人に必ず合う素材」ではありません。変更するときは眼科で試し、実際のフィットと目の状態を確認しましょう。
乾燥しやすい人が確認したいポイント
目の乾燥が気になる人は、酸素透過率だけを基準にレンズを選ばないことが大切です。 酸素不足と乾燥感は同じ問題ではないからです。
Dk/tは角膜へ酸素を届けやすいかを見る指標です。一方、乾燥感には涙液の量や質、レンズ表面の濡れやすさ、まばたき、空調、パソコンやスマホの使用環境など多くの要因があります。そのため、Dk/tが166の商品に替えれば乾燥感が必ず改善する、とはいえません。
各メーカーも酸素透過性とは別に表面や保水技術を開発しています。デイリーズ トータルワンは水分勾配を利用した表面構造を特徴とし、アクアロックス ワンデー UV シンは保湿成分などを利用した素材技術を紹介しています。 マイデイも素材内部の水分保持を特徴としています。
つまり、乾燥が悩みの場合は「Dk/t・含水率・表面特性」をまとめて見る必要があります。
特に、以前より急に乾くようになった、痛みや充血がある、かすんで見えるといった症状がある場合は、レンズ選びだけで解決しようとせず眼科を受診しましょう。
素材だけで装用感を判断しないことが大切
コンタクトレンズは、素材名だけでつけ心地を予測することはできません。 同じシリコーンハイドロゲルでも商品によって設計がかなり異なるからです。
たとえばキエトワンデーリッチはBC8.8mm、DIA14.1mm、含水率47%、中心厚0.08mmです。 マイデイはBC8.4mmまたは8.7mm、DIA14.2mm、含水率54%、中心厚0.08mmです。 オアシス MAXはBC8.5mmまたは9.0mm、DIA14.3mm、含水率38%、中心厚0.085mmとなっています。
全部シリコーンハイドロゲルでも、このようにスペックが違います。さらに表面処理やエッジデザインなども異なるため、目の上での動き方やまぶたとの接触感も同じではありません。
そのため、「以前シリコーンハイドロゲルが合わなかったから全部無理」と決めつけるのも、「この素材なら絶対快適」と考えるのも適切ではありません。
結論として、素材は候補を絞るための重要情報ですが、最後は実際のフィッティングが必要です。眼科で複数候補を相談し、自分の目に適したものを選びましょう。
安全な1dayコンタクトを購入するために確認したいこと
コンタクトレンズは高度管理医療機器
コンタクトレンズは、単なる雑貨やファッション用品ではなく高度管理医療機器です。 安全に購入したいなら、まずこの点を理解することが大切です。
メーカー各社も、公式サイトでコンタクトレンズが高度管理医療機器であることを明記し、眼科医の検査・処方を受けるよう案内しています。ワンデー アキュビュー オアシス MAXでは、使用前に添付文書を読み、装用時間や使用方法を守り、定期検査を受けるよう注意しています。 クーパービジョンも同様に、検査・処方を受けて購入することを求めています。
コンタクトは直接角膜の上に装用するため、合わない状態や不適切な使い方を続ければ眼障害につながることがあります。
通販ではワンクリックで購入できる場合もありますが、買いやすさと安全性は別の話です。「前と同じ度数だから」「BCも同じだから」と何年も検査せず購入し続けるのは避けたいところです。
結論として、安全なコンタクト購入の第一歩は、ランキングの1位を探すことではなく「医療機器として扱うこと」です。眼科で自分の目の状態を確認し、そのうえで酸素透過性や価格を比較しましょう。
初めて購入するときは眼科を受診する
初めてコンタクトレンズを使う人は、購入前に眼科で検査を受けましょう。 視力測定だけではなく、そもそもコンタクトを使用できる目の状態か、どのレンズが適しているかを判断する必要があるからです。
コンタクトの度数は、メガネの度数と必ずしも同じではありません。また、レンズにはBCやDIAなど複数の規格があり、自分で数値だけを見て適切なフィッティングを決めるのは困難です。
ワンデー アキュビュー オアシス MAXの公式情報でも、製品を購入する際には眼科医に相談し、検査・処方を受けるよう明記されています。 Qietoやクーパービジョンも同様の注意を案内しています。
さらに初回は、レンズの正しいつけ方・外し方を覚える必要があります。爪でレンズを傷つけたり、汚れた手で触ったりすればトラブルの原因になります。
つまり、ネットで人気の商品を先に買ってから眼科へ行くのではなく、先に眼科で確認するのが安全です。「酸素透過率の高いシリコーンハイドロゲルを希望しています」と相談すれば、目の状態を見ながら候補を提案してもらえるでしょう。
通販で購入するときも定期検査は必要
一度眼科で処方された商品を通販で購入していても、定期的な眼科検査は必要です。 目に痛みがないから問題がない、とは限らないためです。
PMDAは、コンタクトレンズを使用していて調子が良くても、角膜の病気などが起きている可能性があると説明し、一定期間ごとの定期検査の重要性を案内しています。検査ではレンズの状態、フィッティング、眼の状態などを確認します。
つまり、通販そのものだけを問題にするのではなく、「検査を受けずに買い続けること」を避けるのがポイントです。
特に度数が以前より合わなくなった、夕方だけ見えにくい、片目だけ充血する、レンズがずれやすくなったなど変化がある場合は、同じ商品を追加購入する前に受診したほうが安心です。
また、商品を変更する場合も注意が必要です。同じ度数や同じBCでも、素材と設計が違えばフィットは変わります。
結論として、通販を利用する場合でも眼科とのつながりを切らないことが大切です。定期的に状態を確認したうえで、自分に処方された規格を正しく購入しましょう。
1dayレンズを再使用してはいけない理由
1dayコンタクトは、一度外したら再使用してはいけません。 「まだ数時間しか使っていない」「洗えば明日も使えそう」と考えるのは危険です。
1dayは1日使い捨てとして設計・承認されている製品です。ワンデー アキュビュー オアシス MAXでは使用済みレンズを再装用しないことが明記されています。 クーパービジョンも、一度目から外した1dayレンズを再使用しないよう案内しています。
PMDAの安全情報には、1日用使い捨てソフトコンタクトを繰り返し使用し、水道水を使った不適切な保存を行ったケースで重い角膜感染症が生じた事例も掲載されています。
「節約になるから2日使う」という方法は、レンズ代以上の大きなリスクを抱える可能性があります。
外したレンズはその日のうちでも再使用せず、新しいレンズを使うのが原則です。旅行や外出時には予備の1dayとメガネを持っておくと、落としたときにも再使用を避けられます。
結論として、安全性を優先するなら「1dayは1回使って捨てる」を徹底しましょう。
痛み・充血・かすみが出たらすぐ使用を中止する
コンタクト装用中に痛み、強い充血、異物感、かすみなどが出た場合は、無理して使い続けないことが重要です。 「高酸素透過レンズだから大丈夫」と我慢するのは避けましょう。
メーカーの使用上の注意でも、少しでも異常を感じた場合には直ちにレンズを外し、眼科医の検査を受けるよう案内されています。
PMDAも、眼痛や継続する異物感がある場合にはレンズ装用を中止し、専門医を受診する必要があると説明しています。
たとえば「夕方だから少し赤いだけ」と自己判断し、そのまま毎日装用を続けていると、目の表面に問題が起きていることを見逃す可能性があります。
また、急に片目だけ見えにくくなった場合なども「度数が変わっただけ」と決めつけるべきではありません。
結論として、コンタクト使用中の異常は我慢せず、まずレンズを外してください。そして症状が続く、強い痛みがある、見え方がおかしい場合には早めに眼科を受診しましょう。ランキングよりも目の変化を優先することが、安全に使い続けるための基本です。
1dayソフトコンタクトと酸素透過率に関するよくある疑問

酸素透過率はどのくらいあれば高いといえる?
現在の1dayソフトコンタクトを比較するなら、Dk/t 100前後以上は「高酸素透過タイプを探す」という意味でわかりやすい目安になります。 ただし、100を下回ったら危険という線引きではありません。
今回確認したシリコーンハイドロゲル系では、キエト166、トータルワン156、アクアロックス134、オアシス MAX121、マイデイ100、プレシジョン ワン100などがあります。
一方、従来型ハイドロゲルの1dayにはDk/tが30~40台の商品もあります。たとえばワンデー アキュビュー モイストは33.3です。
この違いを見ると、100前後以上は現在の高酸素透過1dayを探す際の比較基準として使いやすいでしょう。
ただし、安全か危険かをDk/t 100だけで分けることはできません。レンズの適合状態や装用時間、眼の健康状態なども重要です。
したがって、「100以上なら何でもよい」と考えるのではなく、100~160台の高酸素透過候補を見つけたうえで、眼科で自分の目に適切なものを選ぶ方法がおすすめです。
Dk値とDk/tはどちらを見ればよい?
完成したコンタクトレンズの商品同士を比較したい場合は、基本的にDk/tを確認するとわかりやすいです。 Dk値は素材そのもの、Dk/tはレンズ厚まで考慮した酸素透過性を示すからです。
たとえばオアシス MAXはDk 103に対しDk/t 121、マイデイはDk 80に対しDk/t 100です。 キエトワンデーリッチはDk 133、Dk/L 166と公表されています。
もしDk値だけを見れば「素材Aと素材Bのどちらが酸素を通しやすいか」は比較できます。しかし実際に目に装用するのは一定の厚みを持ったレンズなので、製品として比較したい場合は厚みを加味した数値が便利です。
ただしDk/tにも測定条件があります。度数によって厚みが異なるため、多くのメーカーでは-3.00Dの場合など条件を示しています。
結論として、商品ランキングを見るならDk/tまたはDk/Lを中心にし、より詳しく調べるときにDk値や中心厚も確認しましょう。「Dkが高い=必ずDk/tランキングも同じ順位」とは限らない点がポイントです。
酸素透過率が高いと目が乾きにくくなる?
酸素透過率が高いだけで、目の乾燥が必ず改善するとはいえません。 酸素不足と乾燥は関係する要素が異なるためです。
Dk/tが示しているのはレンズを通過する酸素の量に関係する性能です。一方、「乾く」と感じる原因には涙液の状態、レンズ表面の濡れやすさ、まばたき、空調、PCやスマホ作業、装用時間などがあります。
そのためDk/t 166のレンズが、Dk/t 121のレンズより必ず乾きにくいとはいえません。
メーカーも酸素透過性とは別に、表面や水分保持に関する技術を開発しています。デイリーズ トータルワンは水分勾配を利用した表面設計、アクアロックス ワンデー UV シンは保湿に関する素材技術、マイデイは水分保持を特徴としています。
つまり「乾燥対策で選ぶ」ときは、Dk/tランキングだけでは足りません。
結論として、酸素透過性は目の健康を考えるうえで大切ですが、乾燥感に悩んでいる場合は眼科で涙や目の表面の状態も確認し、自分に合うレンズを選びましょう。
1dayと2weekではどちらが目にやさしい?
1dayか2weekかだけで「どちらが絶対に目にやさしい」と決めることはできません。 素材、酸素透過性、フィッティング、使用方法などが商品ごとに違うからです。
1dayのメリットは、原則として毎日新品に交換するため、2weekのような日々の洗浄・消毒・保存が不要な点です。一方2weekは正しいレンズケアを続ける必要があります。
酸素透過率だけなら2weekにも非常に高い商品があります。参考サイトではボシュロム ウルトラ163、バイオフィニティ160などが紹介されています。 つまり「1dayだから必ず酸素透過率が上」ということでもありません。
一方で1dayでも、今回紹介したキエト166やトータルワン156など非常に高い酸素透過性を持つ製品があります。
結局のところ重要なのは、ライフスタイルと目に合った交換方式を選び、ルールを守ることです。
毎日のケアを面倒に感じる人なら1dayが扱いやすい場合があります。一方、どの交換方式が適切かは目の状態にもよるため、眼科医と相談して決めましょう。
長時間パソコンを使う人はどんなレンズを選べばよい?
長時間PCを使う人は、酸素透過性だけでなく、装用時間、フィッティング、涙の状態まで含めてレンズを選ぶことが大切です。 パソコン作業中の不快感がすべて酸素不足から起こるわけではないからです。
高酸素透過を重視するなら、トータルワン156、アクアロックス134、オアシス MAX121、マイデイ100などが比較候補になります。
ただし、ディスプレイを長時間見続けているときの乾燥感などには涙液やまばたきも関係します。したがって「Dk/tが一番高いレンズを選べばPC作業が快適になる」とは限りません。
夕方になると毎日かすむ、充血する、レンズが張り付く感じがするなどの悩みがある場合は、レンズ変更だけでなく装用時間そのものを見直す必要があることもあります。
自宅に帰ったら早めにメガネへ替えるなど、レンズを外せる時間を作るのもひとつの方法です。
結論として、長時間PCを使う人は「高酸素透過+自分に合うフィッティング」を基本にし、眼科で乾燥などの悩みも伝えて選びましょう。
酸素透過率ランキングを見るときの注意点

メーカーによって測定条件や表記方法を確認する
ランキングを見るときに最も注意したいのは、すべての数値が完全に同じ条件で表示されているとは限らないことです。 Dk/tの数字だけを並べると簡単ですが、メーカーごとの測定方法や表記を確認する必要があります。
たとえばアキュビューはDk/tについて測定温度や測定法、-3.00Dの場合であることを公式ページに記載しています。 キエトワンデーリッチではDk/L 166を「当社実測値・-3.00Dの場合」としています。
一方、通販サイトではこれらをまとめて「酸素透過率」としてランキング化している場合があります。LENSMODEではキエト166、トータルワン156、ボシュロム系134などをDk/Lとして並べています。
比較の方向性を知るには便利ですが、1や2というわずかな数値差だけで性能差を断定するのは避けたほうがよいでしょう。
今回のランキングも、公開スペックを整理した「目安」です。医学的な安全性や快適性の順位ではありません。
結論として、数字が近い商品については順位そのものより「どれも高酸素透過クラス」と考え、素材・BC・装用感など別の条件で比較するほうが実用的です。
-3.00Dなど基準となる度数を確認する
酸素透過率を比べる場合は、どの度数を基準にした数値なのか確認しましょう。 Dk/tにはレンズの厚さが含まれるため、度数による形状の違いを無視できないからです。
ワンデー アキュビュー オアシス MAXは、中心厚0.085mmとDk/t 121について-3.00Dの場合としています。 キエトワンデーリッチのDk/L 166も-3.00Dの場合です。 マイデイも中心厚について-3.00Dの値が示されています。
そのため、強度近視の人が表を見て「私の-10.00DもDk/t 156」とそのまま受け取るのは適切ではありません。
とはいえ、一般ユーザーが各度数ごとの酸素透過性をすべて計算する必要はありません。ランキングは製品シリーズの特徴を比べるものとして利用し、自分の度数での適合性は眼科に確認すれば十分です。
結論として、酸素透過率の表を見るときには「代表値」と理解しておくことが大切です。特に非常に強い度数を使っている人は、数値だけで商品を変更せず眼科へ相談しましょう。
乱視用・遠近両用は同シリーズでも数値が異なる場合がある
通常タイプと乱視用・遠近両用は、同じブランド名でもDk/tが異なる場合があります。 レンズ形状や中心厚などが違うためです。
わかりやすい例がプレシジョン ワンです。近視・遠視用のプレシジョン ワンはDk/t 100とされていますが、乱視用はDk/t 90、中心厚0.1mmです。
また、デイリーズ トータルワンでも通常タイプと乱視用では公表されている酸素透過性が異なります。参考サイトでは通常タイプ156に対して、トーリックは127として紹介されています。
これは乱視用が悪いという意味ではありません。乱視用レンズは視力を安定させるため、レンズの向きを保つ設計が必要になります。その結果、形状が通常タイプと異なります。
遠近両用も近くと遠くを見分けるための特殊な光学設計が使われるため、通常タイプと同じスペックだと思い込まないほうが安全です。
結論として、ランキングで商品を探すときは、自分が「近視・遠視用」「乱視用」「遠近両用」のどれを使うのかを最初に分けてください。異なる種類を同じ表で単純比較しないことが大切です。
販売価格より自分の目への適合を優先する
コンタクトレンズは毎日使う消耗品なので価格は重要ですが、安全性を考えるなら目への適合を優先しましょう。 数百円の差だけで合わない商品に替えるのはおすすめできません。
特に通販ではまとめ買い割引やクーポンがあり、「こちらのほうが安いから」と別ブランドへ替えたくなることがあります。しかし同じ度数でもBC、DIA、素材、レンズデザインが異なれば、装用状態も変わります。
たとえばキエトワンデーリッチはBC8.8mm・DIA14.1mm、オアシス MAXはBC8.5mmまたは9.0mm・DIA14.3mmです。 数字だけでも同一ではありません。
PMDAは定期検査でレンズのフィッティングをチェックする重要性を説明しています。
もちろん、眼科で複数商品が適合すると判断された場合、その中で価格を比較するのは合理的です。毎月の負担を無視する必要はありません。
つまり選ぶ順番が大切です。「安い→買う」ではなく、「目に合う候補を確認→その中で酸素透過率や価格を比較」という流れにすると、安全性と費用の両方を考えられます。
最新のメーカー公式情報を確認して選ぶ
コンタクトレンズのランキングを見るときは、できるだけ最新のメーカー公式情報も確認しましょう。 商品のリニューアルや新製品発売、規格変更などによって、古い比較表が現在のラインナップと合わなくなることがあるためです。
今回参考にした眼科の比較PDFは2023年時点の資料で、デイリーズ トータルワン156、アクアロックス ワンデー UV シン134、オアシス121、プレシジョン ワン100などを確認するうえでは役立ちます。 ただし、最新の製品を含めた順位を作るには現在の公式情報も合わせて確認する必要があります。
そこで本記事では、キエトワンデーリッチ166、トータルワン156、アクアロックス134、オアシス MAX121、マイデイ100などについて、それぞれメーカーまたはブランド公式情報を照合しています。
購入時には、この記事だけでなく商品の最新添付文書や公式ページも確認してください。
特にネット上には販売終了した商品や海外仕様の数値が混ざる場合があります。日本で承認・販売されている製品名と自分が購入する箱を一致させることが大切です。
まとめ|酸素透過率だけでなく「自分の目に合う1day」を選ぼう

酸素透過率ランキングの要点を振り返る
今回確認した主要な1dayソフトコンタクトでは、酸素透過性の公開値が高い順にキエトワンデーリッチ166、デイリーズ トータルワン156、アクアロックス ワンデー UV シン134、オアシス MAX・オアシス121という結果になりました。
その下にもトゥルーアイ118、マイデイ100、プレシジョン ワン100などの高酸素透過1dayがあります。
ランキングを見れば、現在使っている商品と高酸素透過タイプの差を知ることができます。これは商品選びの大きなメリットです。
ただし、Dk/tは目の健康を左右するすべてを表しているわけではありません。測定条件、度数、レンズタイプなどによって数値の意味も変わります。
したがって、ランキングは「より酸素を通しやすい候補を見つけるための入口」として活用してください。1位だから買うのではなく、上位候補を眼科で相談する。これが最も実用的な使い方です。
高酸素透過ならシリコーンハイドロゲルが有力
酸素透過性を重視した1dayを探すなら、シリコーンハイドロゲルから選ぶ方法がわかりやすいでしょう。 今回の上位商品がほぼこの素材で占められているからです。
デイリーズ トータルワン、アクアロックス ワンデー UV シン、オアシス MAX、マイデイなど、主要メーカーから複数のシリコーンハイドロゲル1dayが販売されています。
従来型ハイドロゲルにも使いやすい商品はありますが、酸素透過性という項目ではシリコーンハイドロゲルに大きなメリットがあります。
ただし、製品ごとにBCや含水率、柔らかさ、表面設計が異なります。シリコーンハイドロゲルという名前だけで全部同じだと思わないことが重要です。
結論として、「酸素透過性が気になる」と眼科で相談するときは、「シリコーンハイドロゲルの1dayも検討したい」と伝えると選択肢を整理しやすくなります。そのうえで実際のフィッティングを見てもらいましょう。
数値が高くても目に合わなければ適切とは限らない
Dk/tが最も高い商品でも、自分の目に合わなければ最適なコンタクトとはいえません。 これは今回の記事で最も重要なポイントです。
レンズの装用状態は酸素透過率だけでは決まりません。BC、DIA、素材の硬さ、角膜形状、涙の状態などが関係します。同じ度数でも、商品を変更すれば目の上での動きは変わる可能性があります。
PMDAも、コンタクトレンズ使用中にはフィッティングと眼の状態を定期的にチェックすることが重要だとしています。
そのため「今のレンズはDk/t 100だから、ネットで166の商品を買えばもっと安全」と自己判断するのは避けましょう。166が自分に適しているかどうかは別問題です。
一方、眼科で複数のレンズが問題なくフィットすると確認できた場合は、その中からDk/tの高いものを選ぶという考え方はできます。
つまり、ランキングは医師のフィッティング確認と組み合わせてこそ役立ちます。数値は上手に利用しつつ、目そのものを見てもらうことを忘れないでください。
安全に使うには装用時間と交換期限を守る
どれだけ高性能な1dayを選んでも、装用ルールを守らなければ安全性は保てません。 高酸素透過レンズは、長時間無制限に使えるレンズではありません。
1dayはその日の使用後に捨てる単回使用の製品です。一度外したレンズを再装用しないこと、就寝時には外すこと、眼科医から指示された装用時間を守ることが基本です。メーカー各社も同様の注意を明記しています。
PMDAも、1日用レンズをつけたまま眠ることは角膜への酸素供給不足の要因になると注意しています。また、1dayを再使用したことによるトラブル事例も報告されています。
つまり、Dk/t 166だから寝落ちしても平気、ということにはなりません。
安全に使ううえでは、ランキング1位の商品を選ぶことより、毎日の正しい使用を続けることのほうが重要な場合もあります。
迷ったときは眼科で自分に合うレンズを相談する
最終的にどの1dayを買うか迷ったら、眼科で相談してください。 特に「酸素透過率をできるだけ高くしたい」「長時間使うことが多い」「現在のレンズで乾燥や充血を感じる」と具体的に伝えると相談しやすくなります。
今回の比較から、Dk/tまたはDk/L 100以上の1dayだけでも複数の候補があることがわかります。
選択肢が多いのはメリットですが、自分だけで最適解を探すのは簡単ではありません。眼科なら角膜や涙の状態を確認し、実際にレンズを装用した状態も評価できます。
また、PMDAは症状がなくても定期検査が重要だと案内しています。
結論として、この記事を読んだ最大のメリットは「酸素透過率ランキング1位の商品名を知ること」だけではありません。Dk/tの意味、素材の違い、安全な選び方を理解したうえで、眼科で具体的な候補を相談できるようになることです。
高酸素透過・正しいフィッティング・正しい使い方。この3つをそろえて、無理なく続けられる1dayを選びましょう。
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